マクロはポリシー規則で定められたさまざまな Mirage ディレクトリ パスの指定を支援します。たとえば、Mirage と管理者は、一部のエンドポイントでは c:\windows の Windows が指定されて、一部では d:\windows の Windows が指定されているような状況をマクロによって処理できます。マクロおよび環境変数を使用すると、特定の場所に関係なく Mirage は重要なファイルを確実にバックアップできます。

アップロード ポリシー規則の指定の詳細については、アップロード ポリシー規則の追加または編集を参照してください。

システム ディレクトリ

以下のマクロは、システム ディレクトリ パスでサポートされます:

表 1. システム ディレクトリ マクロ
マクロ 説明
%systemvolume% システム ドライブ レターの後には ":" が続きます。
%systemtemp% Windows システムの一時ディレクトリです。
%windows% Windows ディレクトリです。
%Anyvolume% 複数の規則を展開し、ドライブ レター毎に 1 つあります。
%documentsandsettings% ユーザー プロファイルを含むパスの 1 つの規則を展開します。
%programfiles% プログラム ファイル ディレクトリで、ローカライズされた Windows バージョンのサポートを含み、64 ビットでは Program Files (x86) です。

例:

C:\Program Files

C:\Program Files (x86)

%systemdir% Windows システム ディレクトリです。

プロファイル ディレクトリ

以下のマクロは、プロファイル ディレクトリ パスでサポートされます:

表 2. プロファイル ディレクトリ マクロ
マクロ 説明
%anyuserprofile% 複数の規則をユーザー プロファイル(ローカル ユーザー プロファイルとドメイン ユーザー プロファイルの両方を含む)毎に展開します。

例:

C:\Windows\system32\config\systemprofile

C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService

C:\Windows\ServiceProfiles\NetworkService

C:\Users\User1

%domainuserprofile% 複数の規則をドメイン ユーザー プロファイル毎に展開します。
%localuserprofile% 複数の規則をローカル ユーザー プロファイル毎に展開します。
%anyuserlocalappdata% すべてのユーザー ローカル アプリ データ ディレクトリ。

例:

C:\Windows\system32\config\systemprofile\AppData\Local

C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local

C:\Windows\ServiceProfiles\NetworkService\AppData\Local

C:\Users\User1\AppData\Local

%anyusertemp% すべてのユーザーの TEMP ディレクトリ。

例:

C:\Windows\system32\config\systemprofile\AppData\Local\Temp

C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\Temp

C:\Windows\ServiceProfiles\NetworkService\AppData\Local\Temp

C:\Users\User1\AppData\Local\Temp

特別なプロファイル ディレクトリ

以下のマクロは特別なプロファイル ディレクトリ パスでサポートされ、プロファイル ディレクトリに含まれません:

表 3. 特別なプロファイル ディレクトリ マクロ
マクロ 説明
%ProgramData% すべてのユーザー ディレクトリの下の特別なアプリケーション データ ディレクトリ。
%defaultuserprofile% 特別なデフォルト ユーザー ディレクトリ。
%builtinuserprofile% 複数の規則をそれぞれの内蔵ユーザー プロファイル毎に展開します(ローカルまたはドメイン ユーザーを含まない)。

例:

C:\Users\Public

C:\Windows\system32\config\systemprofile

C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService

C:\Windows\ServiceProfiles\NetworkService

%localserviceprofile% 特別な「ローカル サービス」ディレクトリです。
%Anyuserroamingappdata%

ローミング アプリケーション データ ディレクトリは、ローミング アプリケーション データのサフィックスをユーザー プロファイル ディレクトリに追加することで計算されます。このサフィックスは Windows 7 では AppData\Roaming そして Windows XP では Application Data となります。

例:

C:\Windows\system32\config\systemprofile\AppData\Roaming

C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Roaming

C:\Windows\ServiceProfiles\NetworkService\AppData\Roaming

C:\Users\User1\AppData\Roaming

%Anyusertempinternetfiles% マシンのすべてのユーザーの一時的なインターネット ディレクトリ。

例:

C:\Windows\system32\config\systemprofile\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files

C:\Windows\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files

C:\Windows\ServiceProfiles\NetworkService\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files

C:\Users\User1\AppData\Local\Microsoft\Windows\Temporary Internet Files

%anydesktopshellpaths% 以下のすべてのディレクトリ。
%desktop% マシンのすべてのユーザーのデスクトップ ディレクトリ。
%favorites% マシンのユーザーのお気に入りディレクトリ。
%videos% マシンのすべてのユーザーのビデオ ディレクトリ。
%pictures% マシンのすべてのユーザーのピクチャ ディレクトリ。
%documents% マシンのすべてのユーザーのドキュメント ディレクトリ。
%music% マシンのすべてのユーザーのミュージック ディレクトリ。
%skydrive% マシンのすべてのユーザーの Microsoft OneDrive ディレクトリ。