WinPE を使用する Mirage ベアメタル プロビジョニングでは、ディスクを MBR または GPT パーティションにすることができます。GPT パーティション ディスクは、UEFI ベースのデバイスでサポートされます。

既存のパーティションを使用するか、パーティションなしでマシンを構成できます。Mirage には、サポート対象の正しいパーティションが適用されます。ターゲット ディスクには、基本イメージを格納できる容量が必要です。

次の表に、マシン ディスクの複数のシナリオを示します。レガシー BIOS と UEFI はデバイスの起動モードを表します。ForceGPT オプションは、 Mirage の WinPE イメージの作成Mirage WinPE イメージの作成時に指定した設定オプションを表します。
表 1. ディスク パーティションのシナリオ
マシンのディスク パーティション ForceGPT が FALSE の場合のレガシー BIOS ForceGPT が FALSE の場合の UEFI Force GPT が TRUE の場合のレガシー BIOS ForceGPT が TRUE の場合の UEFI
既存のパーティションがない MBR パーティション GPT パーティション MBR パーティション GPT パーティション
既存の MBR パーティションが基本イメージに合っている 再パーティショニングを行わない 検証エラー。レガシー BIOS で再起動が必要 再パーティショニングを行わない GPT として再パーティショニング
既存の MBR パーティションが基本イメージに合わない MBR として再パーティショニング GPT として再パーティショニング MBR として再パーティショニング GPT として再パーティショニング
既存の GPT パーティションが基本イメージに合っている 検証エラー。UEFI で再起動が必要 再パーティショニングを行わない 検証エラー。UEFI で再起動が必要 再パーティショニングを行わない
既存の GPT パーティションが基本イメージに合わない MBR として再パーティショニング GPT として再パーティショニング MBR として再パーティショニング GPT として再パーティショニング
ターゲット ディスクが小さすぎる 検証エラー。ディスクが小さすぎる 検証エラー。ディスクが小さすぎる 検証エラー。ディスクが小さすぎる 検証エラー。ディスクが小さすぎる
重要: : GPT パーティションを強制的に使用する Mirage WinPE ベアメタル プロビジョニング ISO を作成すると、起動モードが UEFI の場合にのみ、既存の MBR パーティションが GPT パーティションに置き換わります。それ以外の場合は、MBR パーティションが使用されます。

手順

  1. Mirage WinPE ベアメタル プロビジョニング ISO を作成します。Mirage の WinPE イメージの作成を参照してください。
  2. 新しく作成した WinPE ベアメタル プロビジョニング ISO を使用して、マシンを起動します。
  3. Web コンソールまたはセルフ サービス ポータルを使用して、Mirage 基本イメージをマシンに割り当てるか、リストアします。
    オプション 操作
    Mirage Web Management
    1. Mirage Web コンソールに移動し、[保留中のデバイス] タブをクリックします。
    2. 書きとめたホスト名のあるデバイスを選択し、[エンドポイントのプロビジョニング] をクリックします。
    Mirage Management console
    1. Mirage Management Console に移動し、[インベントリ] > [保留中のデバイス] を選択します。
    2. WinPE デバイスを右クリックし、[デバイス プロビジョニング] を選択します。
    Mirage がイメージの適用前に検証を実行し、ディスクが変更されている場合に通知します。この場合、パーティションが変更されているか、ディスクがパーティショニングされた可能性があります。

結果

Mirageがディスクをパーティショニングし、必要であれば基本イメージを適用します。再起動後、マシンのオペレーティング システムとして基本イメージが使用されます。