Mirage 管理サーバのインストール時、インストール ウィザードで特定のオプションの構成を求められます。オプションの構成は、管理サーバのインストール前に準備する必要があります。

表 1. Mirage 管理サーバ インストールの構成オプション
オプション 説明 ユーザーの値
SQL Server 名とインスタンス SQL Server 名とインスタンスを選択します。
  • SQLEXPRESS が、SQL Server Express エディションのデフォルトの SQL インスタンスとして定義されています。
  • デフォルトの名前の付いていないインスタンスを使用する場合は、SQL Standard のように、SQL インスタンス抜きでサーバ名を入力できます。あるいは、環境内で構成されている SQL インスタンス名を入力することもできます。
  • MSSQL が、SQL Server Enterprise エディションのデフォルトの SQL インスタンスとして定義されています。
  • Microsoft SQL Server エディションがデフォルト オプション、またはカスタム名を定義した場合のカスタム インスタンス名でインストールされた場合、デフォルトの SQL インスタンス名を使用します。
ストレージ領域 これがシステムの新規インストールの場合、または現在のデータを保持しない場合には、[新しいストレージ領域の作成] オプションを使用します。

Mirage 管理サーバのアップグレード時には、[新しいストレージ領域の作成] チェック ボックスは選択しないでください。このオプションを選択して元のストレージ領域へのパスを入力すると、基本レイヤ、アプリ レイヤ、CVD データなどを含むすべての Mirage インストールが削除され、バックアップを利用できない場合には復元できなくなります。

サービス アカウントの構成 ローカル システム アカウントまたは特定のユーザー アカウントが使用できます。

ローカル システム アカウントは評価目的のみに使用します。ローカル システムのアカウントを使用するときは、すべてのコンポーネントが同じマシンにインストールされていることを確認します。コンポーネントには、Mirage 管理サーバ、Mirage Image Service サーバ、SQL Server、および Mirage ボリュームがあります。

これらのコンポーネントが同じマシンにインストールされていない場合は、特定のユーザー アカウントを使用する必要があります。

特定のユーザー アカウントの使用にはログイン認証情報が必要です。

Mirage サービスを特定のユーザー アカウントで実行することをお勧めします。