Mirage 管理サーバは、Mirage サーバ クラスタを制御および管理するコンポーネントです。
Mirage 管理サーバをインストールするとき、Mirage により MongoDB ファイル データベースのインスタンスがインストールされます。小型のファイルがこのインスタントに保存されるため、IOPS およびアップロード時間が削減されます。追加の Mirage Image Service 管理サーバをインストールして MongoDB ファイルのレプリカを作成することが重要です。これにより、データの可用性とシステムのフォルト トレランスが確保されます。
複数の Mirage 管理サーバをインストールすると、Mirage によって MongoDB インスタンスが単一のノードとして構成されます。フォルト トレランスを確保するには、少なくとも 3 台のサーバ マシンが必要です。2 台のサーバ マシンに Mirage 管理サーバがインストールされており、1 台のサーバ マシンに Mirage サーバがインストールされている必要があります。
インストール プロセスで VMware カスタマ エクスペリエンス改善プログラム (CEIP) に参加するように求めるメッセージが表示されます。CEIP に参加すると、CEIP ツールは Mirage データベースおよびログ ファイルから技術データを収集し、データを毎日 VMware に送信します。VMware にデータを送信する前に、識別の詳細が削除され、システムまたはサーバのデータが暗号化されます。Mirage Image Service 管理サーバのインストール中に CEIP に参加しない場合、Web 管理で CEIP 設定を更新することで CEIP に参加できます。『VMware Mirage Web 管理ガイド』を参照してください。
前提条件
- Mirage 管理サーバ マシンに対するローカル管理者権限を持っていることを確認します。
- SQL Server に対する db_creator 権限を持っていることを確認します。
- MongoDB データベースに対する dbo 権限を持っていることを確認します。
- 関連ソフトウェア要件を満たしていること。ソフトウェア要件を参照してください。
- MongoDB データベース ファイル用に少なくとも 250 GB の空きディスク容量がある専用ドライブがあること。MongoDB データベース ファイルにローカル ドライブまたは SAN を指定できない場合は、よりハイエンドで遅延がより短いストレージ上の NAS ボリュームを指定して、MongoDB と MongoDB ファイル間の切断を最小限に抑えてください。
- 複数の Mirage 管理サーバをインストールして、システムまたはストレージに障害が発生した場合も Mirage を使用可能な状態に保てるようにすることをお勧めします。
- Mirage ストレージと MongoDB データベース ファイルには、同じドライブを使用しないでください。また、複数の Mirage 管理サーバをインストールするとき、個別の MongoDB データベース パスを指定する必要があります。
手順
結果
次のタスク
- SQL サーバ リカバリ モデルを simple に設定します。
- Mirage サーバをインストールします。Mirage サーバのインストールを参照してください。
- Mirage PowerCLI を使用する予定の場合、Windows Server 2008 R2 および Windows Server 2012 で [WCF HTTP アクティベーション] オプションを有効にする必要があります。『VMware Mirage API プログラミング ガイド』を参照してください。
- Mirage 管理サーバを 1 台インストールする場合は、追加の Mirage 管理サーバをインストールして、フォルト トレランスを確保し、データの可用性を維持してください。