Mirage サーバのインストール時、インストール ウィザードで特定のオプションの構成を求められます。構成オプションは、Mirage サーバのインストール前に準備してください。

表 1. Mirage サーバ インストールの構成オプション
オプション 説明 ユーザーの値
SQL Server 名とインスタンス SQL Server 名とインスタンスを選択します。
  • SQLEXPRESS が、SQL Server Express エディションのデフォルトの SQL インスタンスとして定義されています。
  • デフォルトの名前の付いていないインスタンスを使用する場合は、SQL Standard のように、SQL インスタンス抜きでサーバ名を入力できます。あるいは、環境内で構成されている SQL インスタンス名を入力することもできます。
  • MSSQL が、SQL Server Enterprise エディションのデフォルトの SQL インスタンスとして定義されています。
  • Microsoft SQL Server エディションがデフォルト オプション、またはカスタム名を定義した場合のカスタム インスタンス名でインストールされた場合、デフォルトの SQL インスタンス名を使用します。
ローカル キャッシュ領域 [新しいローカル キャッシュ領域の作成] チェック ボックスを選択して新しいローカル キャッシュ領域を割り当てます。選択しなければ、インストーラは既存のキャッシュ データの使用を試みます。

Mirage サーバのアップグレード時には、[新しいストレージ領域の作成] チェック ボックスは選択しないでください。このオプションを選択してオリジナルのストレージ領域のパスが入力されると、サーバ自体のローカル キャッシュは削除されます。これによって、キャッシュを満たす必要があるため、短期的なパフォーマンス低下が生じる場合があります。

Mirage サーバのローカル キャッシュ フォルダの名前 デフォルトと異なる場合にローカル キャッシュが保存される場所へのパス。デフォルト パスが入力されます。
ローカル キャッシュのサイズ(MB) 100 GB (102,400 MB) のキャッシュ サイズが推奨されます。
ポート

クライアント サーバとの通信に使用されるデフォルトのポートは 8000 です。

このポートを変更すると、ポートを開くために追加のファイアウォール ルールが必要になる場合があります。
暗号化タイプ SSL 暗号化を使用するサーバとクライアントが通信するために、SSL 証明書を選択できます。

SSL 証明書には、証明書タイトルおよび証明書発行者の値が必要です。

通常、証明書サブジェクトは Mirage サーバの FQDN で、証明書発行者は VeriSign のような有名な発行体です。このサーバに証明書が 1 つしかインストールされていない場合は、[証明書発行者] テキスト ボックスは空欄のままにできます。

サービス アカウントの構成 ローカル システム アカウントまたは特定のユーザー アカウントが使用できます。

すべてのコンポーネントが同じマシンにインストールされている場合は、ローカル システムのアカウントのみ使用できます。コンポーネントには、Mirage 管理サーバ、Mirage サーバ、SQL Server、および Mirage ボリュームがあります。

これらのコンポーネントが同じマシンにインストールされていない場合は、特定のユーザー アカウントを使用する必要があります。

特定のユーザー アカウントの使用にはログイン認証情報が必要です。

Mirage サービスを特定のユーザー アカウントで実行することをお勧めします。