Mirage は、企業の基本レイヤとアプリ レイヤに対するエンドポイントのコンプライアンスの維持を支援できます。Mirage は、1 つ以上の基本レイヤまたはアプリ レイヤを割り当てられた各 CVD のコンプライアンス スコアを算出します。デフォルトでは、CVD のコンプライアンス スコアは、基本レイヤまたはアプリ レイヤを介して配信された管理対象のアプリケーションをエンド ユーザーがアンインストールしたときに変化します。
CVD のコンプライアンスの割合は、インストール済みの管理対象のアプリケーションの数を Mirage のレイヤを介して配信されたアプリケーションの数で割って算出されます。
たとえば、事業部門向けのアプリケーションを 10 個含む基本レイヤを 1 個割り当てられた CVD で、エンド ユーザーがそれらのアプリケーションのうち 2 個を削除すると、10 個のアプリケーションのうち 8 個がエンドポイントにインストールされているため、コンプライアンス スコアは 80% になります。
基本レイヤとアプリ レイヤを介してエンドポイントにアプリケーションを配信する場合、コンプライアンスのスコアは、基本レイヤとアプリ レイヤ内のアプリケーションの数の合計に基づいて算出されます。
CVD ごとのコンプライアンス スコアに加えて、Mirage は、任意の基本レイヤまたはアプリ レイヤのコンプライアンス スコアを表示します。各レイヤのコンプライアンスの割合は、そのレイヤを割り当てられたすべての CVD のコンプライアンス スコアの平均に基づいて算出されます。
たとえば、CVD が 10 個ある環境で、事業部門向けのアプリケーションを 10 個含む基本レイヤがすべての CVD に割り当てられている場合、1 人のエンド ユーザーが 2 個のアプリケーションを削除すると、1 個の CVD でスコアが 80%、9 個の CVD でスコアが 100%となり、その平均から、基本レイヤのコンプライアンス スコアは 98% に低下します。
ユーザーがインストールした管理対象外のアプリケーションをコンプライアンスの計算に含めるようにMirage を設定することもできます。ユーザーがインストールしたアプリケーションをコンプライアンスの計算に含める方法の詳細については、ユーザーがインストールしたアプリケーションについての CVD のコンプライアンス スコアの算出を参照してください。