このセクションでは、特定の OS バージョンが更新されないようにする方法について説明します。
CentOS Linux
CentOS がリリース レベルを超えて更新されないようにするには、$releasever パラメータを適切に設定する必要があります。更新が許容される最も高いポイント リリースの値を含む新しいファイルを /etc/yum/vars/releasever に作成します。
このファイルを作成する方法は 2 つあります。
head -n1 /etc/centos-release | awk '{print $4}' > /etc/yum/vars/releasever
echo '7.2.1511' > /etc/yum/vars/releasever
最初のコードは、現在実行中のリリースに自動的に制限します。
Red Hat Enterprise Linux
RHEL は、使用可能なオプションが多数あるため、やや複雑です。詳細は、https://access.redhat.com/solutions/238533 で説明しています。EUS サブスクリプションの詳細を除く、すべての情報の概要は次のとおりです。
- お客様ポータルまたは Satellite に登録されていないシステム
-
以下はいずれも正常に機能します。
/etc/yum.conf ファイルで [main] 以下を次のように変更:
[main] distroverpkg=7.2
var ファイルを作成して $releasever をオーバーライド:
head -n1 /etc/redhat-release | awk '{print $7}' > /etc/yum/vars/releasever
または、次を使用することも可能:
echo '7.2' > /etc/yum/vars/releasever
- お客様ポータルまたは Satellite に登録されているシステム
-
使用可能なリリースのリストを表示:
subscription-manager release --list
リリースを設定:
subscription-manager release --set=7.2
yum キャッシュをクリーンアップ:
yum clean all
システムが正しいリリースに設定されていることを確認:
subscription-manager release --show