マイクロサービスベースのアーキテクチャでは、API ゲートウェイを使用すると、単一のエンドポイントをアプリケーションに公開することで、クライアントまたはサーバ アプリケーションに必要なサービスを簡単に利用できます。API ゲートウェイは、アプリケーションとマイクロサービス間のブリッジとして機能します。



ロード バランシング API ゲートウェイ

アプリケーションの可用性を確保するには、API ゲートウェイの可用性が重要です。API ゲートウェイの可用性を実現するには、バージョン管理やスケールの動的シフトなど、マイクロサービスの迅速な変更に対応できる柔軟性を備えたロード バランサが必要です。また、外部ネットワークに公開される API ゲートウェイは、安全な移動と認証、および外部クライアントと内部クライアントにそれぞれ異なるアクセス ポリシーを提供します。API ゲートウェイには DDoS 攻撃からの保護も必要です。

多くの場合、API の応答時間はエンドユーザーのエクスペリエンスに直接影響します。したがって、完全な API トランザクション ログを提供できる監視ツールを使用することも重要です。

NSX Advanced Load Balancer のソリューション

NSX Advanced Load Balancer には、API ゲートウェイのロード バランシングのために展開するとすぐに使用できる次のメリットがあります。

  • 使いやすいレイヤー 7 ポリシーによる API バージョン管理

    • バージョン情報に基づいて API 呼び出しを異なるプールにルーティング

    • API 呼び出しをデフォルトの API バージョン プールにリダイレクト

  • 完全な可視性を提供する API 品質モニタリング

    • 応答時間、応答コード エラー率、およびリソース使用率に基づく API 品質のスコアリング

    • API ボトルネックを特定:クライアント側のネットワーク、データセンター ネットワーク、または API ゲートウェイ自体にありますか。

    • クライアント IP、デバイス タイプごとの完全な API トランザクション ログ。

  • アクセス制御を備えたセキュア API

    • クライアント証明書認証によるエンドツーエンドの暗号化

    • 非セキュア API からセキュア API へのリダイレクト

    • カスタム IP グループに基づく API 呼び出しのブロック/許可

    • クライアントごとのレート制限

    • 詳細な攻撃情報(例:上位 N の攻撃者)による DDoS 攻撃の回避