TCP または UDP プロファイルは、サブスクライブする仮想サービスが使用するネットワーク プロトコルのタイプと設定を決定します。仮想サービスが TCP プロキシか、高速パスを使用したパススルーかなど、いくつかのパラメータを設定します。仮想サービスでは、TCP と UDP の両方を有効にできます。これは、DNS や Syslog などのプロトコルに役立ちます。
NSX Advanced Load Balancer は、仮想サービスで使用されている TCP プロファイルのタイプに関係なく、TCP 接続をサーバに送信する前にクライアント IP アドレスを書き換えます。同様に、宛先のアドレスは仮想サービスの IP アドレスからサーバの IP アドレスに書き換えられます。サーバには常にサービス エンジンの送信元 IP アドレスが表示されます。UDP プロファイルには、SE の送信元 NAT を無効にするオプションがあります。
UDP および TCP 高速パス モードの場合、パケットの IP アドレス フィールドが変更されていても、クライアントとサーバ間で直接接続が行われます。HTTP アプリケーションの場合、NSX Advanced Load Balancer は X-Forwarded-For (XFF) を使用してクライアントの元の IP アドレスをサーバに送信される HTTP ヘッダーに挿入できます。詳細については、「X-Forwarded-For ヘッダーの挿入」を参照してください。
次のプロファイルの作成方法について詳しく説明します。
TCP 高速パス
TCP プロキシ
UDP 高速パス
UDP プロキシ