このセクションでは、サービス検出を提供するための NSX Advanced Load Balancer のネイティブ IP アドレス管理および DNS ソリューションの構成について説明します。
NSX Advanced Load Balancer の IP アドレス管理/DNS プロファイルは、1 つのバンドルにまとめられた IP アドレス管理と DNS 関連の両方の構成から成ります。管理を容易にするために、IP アドレス管理と DNS の両方の構成を 1 つのプロファイルにまとめることをお勧めします。ただし、IP アドレス管理と DNS で異なるプロファイルが優先される場合は、一方の構成で他方を除外できます。
たとえば、vantage-ipam は DNS ドメインを構成せずに作成でき、vantage-dns
はドメイン名のみを使用して、ネットワーク/サブネットを使用せずに作成できます。
クラウド インフラストラクチャの IP アドレス管理/DNS サポート
プロバイダ |
Infoblox |
NSX Advanced Load Balancer 内部 |
クラウド ネイティブ |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
クラウド インフラストラクチャ |
IP アドレス管理 |
DNS |
IP アドレス管理 |
DNS |
IP アドレス管理 |
DNS |
VMware vCenter |
はい |
はい |
はい |
はい |
該当なし |
NA |
OpenStack |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
はい(デフォルト) |
なし(使用しない) |
Amazon Web Services |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
はい(デフォルト) |
はい(デフォルト) |
Google Cloud Platform |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
はい |
いいえ |
Azure(18.2.5 以降) |
いいえ |
いいえ |
いいえ |
はい |
はい(デフォルト) |
はい(デフォルト) |
Linux サーバ(ベアメタル) |
はい |
はい |
はい |
はい |
はい |
いいえ |
アクセス権なしのクラウド |
はい |
はい |
はい |
はい |
はい |
いいえ |
OpenStack または AWS クラウドで仮想サービスを作成する場合、クラウド構成で NSX Advanced Load Balancer の IP アドレス管理がネイティブにサポートされるので、IP アドレス管理用の個別の構成は不要です(許可されません)。
デフォルト とは、NSX Advanced Load Balancer が、NSX Advanced Load Balancer の管理の一環として追加アクションを実行することなく、クラウドの IP アドレス管理/DNS サポートを受け取ることを意味します。
AWS が NSX Advanced Load Balancer でのクラウド プロバイダ構成である場合、NSX Advanced Load Balancer は、Route 53 をサポートします。
使用しない とは、クラウドは DNS をサポートしますが、NSX Advanced Load Balancer では使用されないという意味です。
NSX Advanced Load Balancer DNS サービスは、これらすべてのクラウドで使用できます。
一般的な構成ワークフロー
初期構成は、IP アドレス管理と DNS の両方に共通です。構成フィールドは、インフラストラクチャ タイプやプロバイダ(NSX Advanced Load Balancer、Infoblox、AWS、GCP、OpenStack)によって異なります。IP アドレス管理と DNS サポートを構成するには、次の手順を実行します。
の順に移動します。
[IP アドレス管理/DNS プロファイル] をクリックします。
[作成] をクリックし、プロバイダを選択します。
表示されたフィールドに入力します(詳細な手順については、次のセクションを参照してください)。
[保存] をクリックします。プロファイルがリストに表示されます。
の順に移動して、クラウドの設定を編集します。
ドロップダウン メニューから [IP アドレス管理および DNS プロバイダ] を選択します。必要なプロバイダに基づいてどちらか一方または両方を選択する必要があります。
[保存] をクリックします。