このセクションでは、さまざまなクラウドのシステム要件について説明します。
NSX-V Cloud はバージョン 20.1.3 で廃止され、サポートされなくなりました。NSX-T Cloud Connector に移行するか、NSX-V を使用して Orchestrator なしモードに切り替えることをお勧めします。
VMware エコシステム
NSX Advanced Load Balancer でサポートされる VMware vCenter のバージョンは次のとおりです。
NSX Advanced Load Balancer Controller のバージョン |
仮想ハードウェア バージョン |
---|---|
17.2.x |
10.0 |
18.1.x |
10.0 |
20.1.1 ~ 20.1.5 |
10.0 |
20.1.6 |
11.0 |
21.1.x |
11.0 |
22.1.x |
11.0 |
仮想ハードウェア バージョンが異なるリリース間でアップグレードする場合、以前の仮想ハードウェア バージョンで作成された既存の SE は引き続き機能します。ただし、新しい SE は更新された仮想ハードウェア バージョンで生成されます。
NSX Advanced Load Balancer は、vCenter Server クラウドの次のスイッチでのみ機能します。
標準仮想スイッチ (vSwitch)
Distributed Switch (vDS)
また、コントローラと SE OVA を ESX ホスト(アクセス権なし、または他の Cloud Connector タイプ)に直接展開することはできません。環境には、Open Virtualization Format (OVF) プロパティを構成する必要があるので、vCenter Server ユーザー インターフェイスを使用して展開する必要があります。
VMware 製品で、SE を DPDK モードで使用するには、VMXNET3 ネットワーク アダプタが必要です。
VMware NSX-T 相互運用性マトリックス
VMware NSX-T の互換性の詳細については、「VMware 製品の相互運用性マトリックス」を参照してください。
サポートされるジャンボドライバ
サポートされるドライバ |
サポートされていないドライバ |
---|---|
i40e、mlx5、bnxt、vmxnet3 |
ixgbe |
ジャンボ フレームは、DPDK 以外のモードおよびサポートされているドライバ ファミリの VLAN インターフェイスでサポートされています。ただし、ジャンボ フレームは CSP ではサポートされていません。
注:MTU の変更中に
vmxnet3
インターフェイスがフラップします。NIC MTU が構成されている場合でも、KNI MTU が
1500
を超えることはできません。se_mtu 対 global_mtu:global_mtu は、インターフェイス MTU を構成するために使用される SE プロパティです。このプロパティは、パケットが 1500 MTU を超えて拡大される可能性があるカプセル化のオーバーヘッドに対応するために使用できます。
se_mtu はジャンボ フレームをサポートしているため、global_mtu を se_mtu に置き換えることができます。se_mtu 構成パラメータ/フィールドは、global_mtu を常にオーバーライドします(構成されている場合)。たとえば、se_mtu を
9000
に構成した場合、システムは global_mtu の値に依存しません。-
注:
global_mtu は後方互換性のためにのみ保持されます。つまり、以前のリリースで global_mtu を構成してからアップグレードを実行した場合でも、後で se_mtu を構成しない限り global_mtu は有効になります。
-
OpenStack バージョンのサポート
OpenStack でサポートされているバージョンの詳細については、「OpenStack のサポート マトリックス」を参照してください。
NSX Advanced Load Balancer は、Neutron の DVR モードはサポートしません。Keystone v3 は、NSX Advanced Load Balancer Heat リソースでサポートされます。
アクセス権なしモード
SR-IOV NIC のみを使用する、Orchestrator なし:KVM(Red Hat/CentOS 7.6 および Ubuntu 16.04)。SR-IOV データ NIC を備えた Linux KVM の詳細については、「SR-IOV データ NIC を備えた Linux KVM」に関するページを参照してください。
ベアメタル(Linux サーバ クラウド)
NSX Advanced Load Balancer Controller の最小バージョン |
ベアメタル ホスト |
---|---|
18.1.2 |
|
18.1.5 |
|
18.2.6 |
|
18.2.9、20.1.1 |
|
|
|
21.1.3 |
RHEL 8.4 |
すべてのバージョン |
Ubuntu 16.04 |
21.1.3 |
Ubuntu 18.04 |
21.1.3 |
Ubuntu 20.04 |
OpenShift/Kubernetes クラウドの場合、OpenShift/Kubernetes ノードのホスト OS はバージョン 18.2.12 以降の RHEL 7.9 を使用できます。
ホスト OS が RHEL 8 にアップグレードされると、ロールバック操作はサポートされません。
ベアメタル ホストでサポートされるカーネル バージョンの詳細については、「ベアメタルでサポートされるカーネル バージョン」セクションを参照してください。
ベアメタル NIC
DPDK モード以外の場合、NSX Advanced Load Balancer は、すべてのサーバの NIC をサポートします。
DPDK モード(推奨)の場合、NSX Advanced Load Balancer は、次の NIC をサポートします。
NSX Advanced Load Balancer の最小バージョン |
NIC 名 |
サポートされる NIC |
---|---|---|
18.2.x および 20.1.x リリース |
Intel NIC |
82599、X520、X540、X550、X552、X710、XL710、XXV710 |
18.2.2 およびすべての 20.1.x リリース |
XXV710 |
|
18.2.x および 20.1.x リリース |
Mellanox NIC |
サポートされる NIC:ConnectX-4 25G と ConnectX-4 40G |
18.2.x および 20.1.x リリース |
サポートされる NIC:MCX4121A-ACAT ConnectX-4 Lx EN 25G NICs |
|
20.1.6 および 21.1.1 リリース |
サポートされる NIC:Mellanox Technologies MT27800 ファミリ [ConnectX-5] |
|
21.1.1 以降 |
MLNX_OFED バージョン:MLNX_OFED_LINUX-5.1-2.5.8.0 (OFED-5.1-2.5.8) |
|
18.2.8 およびすべての 20.1.x リリース |
Broadcom NIC |
BCM574XX NetXtreme-E ファミリ |
ファームウェア バージョン:219.0.111.0/pkg 21.90.13.50 |
IP アドレス管理/DNS
次の IP アドレス管理/DNS がサポートされます。
NSX Advanced Load Balancer の DNS
AWS Route 53
Infoblox
Microsoft Azure
ハードウェア セキュリティ モジュール (HSM)
次の HSM がサポートされます。
SafeNet Network HSM クライアント ソフトウェア リリース 5.4.1(64 ビット Linux 向け)
AWS CloudHSM v2
サポートされるブラウザ
NSX Advanced Load Balancer ユーザー インターフェイスをサポートするブラウザのリストを次に示します。
ブラウザ |
サポートされる最小バージョン |
---|---|
Google Chrome |
86 |
Microsoft Edge |
87 |
Mozilla Firefox |
83 |
Safari |
14 |