このセクションでは、NSX-T Cloud での SE 配置と、ホストおよびデータストアの範囲設定に関するフォルダの範囲を詳しく説明します。
SE 配置のフォルダの範囲設定
vCenter Server ですべての SE 仮想マシンを配置するフォルダを選択するには、次の手順を実行します。
ユーザー インターフェイスから、
の順に移動します。NSX-T Cloud を選択します。
必要なサービス エンジン グループを編集します。
[詳細] タブをクリックします。
[サービス エンジン フォルダ] ドロップダウン メニューから値を選択します。
注:構成するフォルダは、それぞれの vCenter Server で事前に作成する必要があります。NSX Advanced Load Balancer はフォルダを自動作成しません。
ホストおよびデータストアの範囲
ホストの範囲は次のとおりです。
SE は、配置のリソースと到達可能性の条件に最も近いホストに展開できます。この設定により、SE の配置方法を決定します。
デフォルトでは、NSX Advanced Load Balancer では、展開条件に最も適したホストに SE を展開できます。ただし、次のように優先ホストを指定できます。
ホストを指定するには、次の手順を実行します。
[次にあるホスト スコープ サービス エンジン] で、[ホスト] をクリックします。
[含む] を選択して指定したホストにのみ SE を展開するか、[除外] をクリックして、指定したホストに SE を展開しません。
注:vCenter Server からのすべてのホストがここに表示されます。
ドロップダウン メニューから、含める、または除外する必要なホストを選択します。
データ ストアの範囲は次のとおりです。
データストアの範囲で、SE のストレージの場所を設定します。デフォルトでは、NSX Advanced Load Balancer は、データ ストレージに最適なオプションを判断します。ただし、含めるか除外する特定の共有データ ストアを選択できます。
共有データ ストアを指定するには、次の手順を実行します。
[サービス エンジンの仮想マシンのデータストア範囲] で、[共有] を選択します。
含めるデータ ストアを選択するには、[含む] を選択します。除外するデータ ストアを選択するには、[除外] を選択します。
含めるか除外する共有データ ストアを選択します。
[保存] をクリックします。
仮想サービスの作成
新しい仮想サービスを作成するには、次の手順を実行します。
の順に移動します。
の順にクリックします。
NSX-T Cloud クラウドを選択し、[次へ] をクリックします。
仮想サービスを構成します。[サーバの追加] で [ セキュリティ グループ] をクリックし、[NSX セキュリティ グループ] を選択します。
注:フロントエンド (VIP) IP アドレスは、IPv6 アドレスをサポートします。
[保存] をクリックします。
前述の手順では、IP アドレス管理が使用されます。したがって、セグメント、サブネット、および T1 論理ルートを選択する必要がありました。IP アドレス管理が構成されていない場合は、VIP を指定し、T1 論理ルートを選択する必要があります。
仮想サービスが N+M またはアクティブ/アクティブ モードでスケールアウトされている場合は、SE グループのプロパティで se_tunnel_mode を 0 から 1 にし、有効にします。
[admin:1234]: > configure serviceenginegroup <SEG Name> [admin:1234]: serviceenginegroup> se_tunnel_mode 1 Overwriting the previously entered value for se_tunnel_mode [admin:1234]: serviceenginegroup> save
se_tunnle_mode を有効にすると、NSX Advanced Load Balancer は、リバース パスがバックエンドからセカンダリからプライマリ、次にクライアントに対して行われ、これにより、DFW でドロップされないことが保証されます。