NSX Advanced Load Balancer Controller は、管理および制御の単一ポイントです。これは通常、高可用性を確保するために 3 ノード クラスタとして展開されます。
Controller は制御プレーンを実装します。単一の NSX Advanced Load Balancer の展開は、ロード バランシングされるアプリケーションの数や必要な NSX Advanced Load Balancer サービス エンジン (SE) の数に関係なく、この Controller クラスタ(FQDN またはクラスタ IP アドレスで識別)から管理されます。
Controller は、SE が自動的に作成されたか(書き込みアクセス モード)、手動で作成されたか(アクセス権なしモード)にかかわらず、仮想サービスを SE に配置して、アプリケーションのロード バランシングを行います。さらに高度な自動化のために、Controller を書き込みアクセス環境に展開して、コントローラが基盤となる Orchestrator と連携して、新しい仮想サービスの作成やしきい値レベルを超えるアプリケーション負荷の増加などのイベントに応答して、新しい SE を起動できるようにします。コントローラの REST API は、構成済みのすべてのアプリケーション(仮想サービス)を可視化し、アプリケーション ライフサイクル全体の自動化を可能にします。
制御プレーンの高可用性
本番の展開環境では、高可用性を実現するためのベスト プラクティスは、3 つの NSX Advanced Load Balancer Controller のセットを高可用性 (HA) クラスタとして展開することです。クラスタの展開では、コントローラの 1 つがリーダーであり、クラスタのロード バランシングと構成管理を実行します。その他の 2 つのコントローラはフォロワーです。フォロワーはリーダーと協力してサービス エンジンからのデータ収集を実行し、分析データを処理します。