NSX Advanced Load Balancer は Software-Defined の原則に基づいて構築され、次世代のアーキテクチャを見据え、IT および事業で期待される柔軟性と簡素化を実現します。

NSX Advanced Load Balancer アーキテクチャでは、データ プレーンと制御プレーンが分離され、アプリケーション分析、予測自動スケーリング、マイクロセグメンテーション、セルフサービスなどの、ロード バランシングを超えたアプリケーション サービスをオンプレミス環境とクラウド環境のアプリケーション所有者に提供します。

このプラットフォームは、一般的な x86 サーバ、仮想マシン (VM)、コンテナのロード バランシング リソースのダイナミック プールを集中管理し、個々のアプリケーションに寄り添ったきめ細かいサービスを提供します。これにより、ネットワーク サービスを拡張できます。多数の異なるアプライアンスを管理するという複雑な作業は必要ありません。

図 1.

NSX Advanced Load Balancer は、オンプレミス環境やクラウド環境で、特別な設定が不要な統合を可能にします。プライベート クラウド フレームワーク、Software-Defined Network (SDN) コントローラ、コンテナ オーケストレーション プラットフォーム、仮想環境、パブリック クラウドとの統合は、ターンキー アプリケーション サービスと自動化を実現します。

NSX Advanced Load Balancer は、次のエコシステムと統合します。

  • ベアメタル(Linux サーバ クラウド)

  • Orchestrator なしのクラウド

  • VMware vCenter

  • VMware NSX-T

  • OpenStack

  • Amazon Web Services

  • Microsoft Azure

  • Google Cloud Platform

NSX Advanced Load Balancer は次の要素で構成されます。

  • 制御プレーンとして機能する NSX Advanced Load Balancer Controller または Controller クラスタ。

  • データ プレーンとして機能するサービス エンジン (SE)。