トラフィック キャプチャ (TCPdump) を実行する場合は、まず仮想サービスを選択する必要があります。
仮想サービスは、単一の SE 上にあるか、複数のアクティブな SE 間でスケールアウトされる場合があります。トラフィック キャプチャは、仮想サービスのトラフィックをアクティブに処理しているすべての SE で自動的に実行されます。キャプチャが完了すると、SE は pcap ファイルをコントローラに転送します。コントローラでデータが集約されて単一のファイルにソートされます。
スケールアウトされた仮想サービスの単一の SE を通過するトラフィックを表示するには、接続のサーバ側に目的の SE の IP アドレスを指定して、フィルタを pcap ビューアに追加します。
VMware Cloud の仮想サービスのトラフィック キャプチャの取得
トラブルシューティングの一環として仮想サービスのトラフィックをキャプチャするために TCPdump オプションを NSX Advanced Load Balancer で使用できます。パケット キャプチャは、仮想サービスをホストしているすべての SE で実行され、完了したキャプチャに照合されます。VMware 環境では、DPDK がデフォルトで有効になっている場合、仮想サービスの SE の vNIC で TCPdump を実行できません。
DPDK が有効になっている場合、SE との間で送受信されるすべての仮想サービス パケットは、ユーザー空間ドライバに格納されます。TCPdump のようなアプリケーションは、カーネル インターフェイス キューからパケットを選択します。VMware Cloud の SE でパケットをキャプチャする最善の方法は、NSX Advanced Load Balancer コントローラでトラフィック キャプチャを有効にすることです。