このセクションでは、パケット キャプチャを使用して NSX Advanced Load Balancer のトラブルシューティングを行う方法について説明します。

概要

NSX Advanced Load Balancer のパケット キャプチャは、指定された仮想サービスまたは SE に対して TCPdump を実行し、パケット転送を完全に可視化します。

仮想サービスは、単一の SE 上にあるか、複数のアクティブな SE 間でスケールアウトされる場合があります。トラフィック キャプチャは、仮想サービスのトラフィックをアクティブに処理するすべての SE で自動的に実行されます。キャプチャ後、SE は PCAP ファイルをコントローラに転送し、クライアントとサーバのデータを単一のファイルに集約してソートします。

注:

キャプチャの上限を設定することを強くお勧めします。これには、受信するパケットの最大数またはキャプチャ期間(分)を指定できます。上限に達すると、キャプチャが終了し、コントローラに送信されます。

トラフィック キャプチャ機能のリストは次のとおりです。

  • CLI/ユーザー インターフェイスを使用した仮想サービス トラフィックのキャプチャ

  • CLI を使用した SE トラフィックのキャプチャ

  • SE PCAP タイプ

  • 仮想サービスと PCAP の構成可能なパラメータ

  • SE PCAP ファイル ローテーション

  • SE PCAP のパケット キャプチャのダウンロード

  • スケールアウトされたサービス エンジンを使用したトラフィック キャプチャ