このセクションでは、CLI を使用したテクニカル サポート ログの収集について説明します。

NSX Advanced Load Balancer CLI を使用してテクニカル サポート ログを収集するには、次の手順を実行します。

  • NSX Advanced Load Balancer Controller クラスタでは、ノードの 1 つがリーダーまたはプライマリ ノードになります。putty などの SSH クライアントを使用してリーダー ノードにログインします。次の例では、10.10.1.1 がリーダー ノードです。

login as: admin

Avi Cloud Controller

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Version:      17.1.6
Date:         2017-08-30 15:35:21 UTC
Build:        9022
Management:   10.10.2.2/22                UP
Gateway:      10.10.2.1                   UP

[email protected]'s password:

NSX Advanced Load Balancer Controller クラスタ内のリーダー ノードの詳細については、VMware NSX Advanced Load Balancer の「Controller クラスタの概要」を参照してください。

SSH キーの生成の詳細については、VMware NSX Advanced Load Balancer の「CLI アクセス」を参照してください。

シェル コマンドを入力し、認証情報を入力します。

 admin@avi-cntrl1:~$ shell
 Login: <login-name> 
 Password:
  • シェル プロンプトで、次のコマンドを実行します:show tech-support serviceengine.

コマンド show tech-support serviceengine は、特定の SE のデバッグ ログを作成します。

注:

Avi-cluster1-SE1 は、デバッグ ログを収集する NSX Advanced Load Balancer SE です。

 [admin:avi-cntrl1]: > show tech-support serviceengine Avi-cluster1-SE1

このコマンドはコア ファイルとその他のデバッグ ログを生成し、コントローラ リーダー ノードの /var/lib/avi/tech_support ディレクトリに保存します。NSX Advanced Load Balancer CLI から cd コマンドを使用して、ディレクトリにアクセスします。デバッグ ログとその他のログ ファイルを確認します。これらは、tar.gz 拡張子の圧縮形式で提供されます。

サンプルのテクニカル サポート ログ ファイルは debuglogs.20170915-124030.tar.gz です。ログ ファイル debuglogs.20170915-124030.tar.gz の番号 20170915 は、ログ ファイルの生成日、2017 年 9 月 15 日を表します。テクニカル サポートのさまざまなオプションを次に示します。

  • clustering — クラスタリング関連の問題をデバッグする場合は、clustering テクニカル サポートを確認する必要があります。ここでは、クラスタリング関連のファイル(cluster.conf、zookeeper、ジャーナル ログなど)が収集されます。

clustering テクニカル サポートの CLI コマンドは次のとおりです。

show tech-support clustering

  • metricslogs — メトリック マネージャの問題をデバッグする場合は、metricslogs テクニカル サポートを収集できます。

metriclogs テクニカル サポートの CLI コマンドは次のとおりです。

show tech-support metricslogs

  • debuglogs — これは、クラスタ ノードからのログを含むテクニカル サポートを収集するために最も使用されるタイプです。アップグレード、イベント、Web アプリケーション、ログ ローテーション、ログ コア マネージャ、redis などの問題を、このテクニカル サポート タイプでデバッグできます。

debuglogs テクニカル サポートの CLI コマンドは次のとおりです。

show tech-support debuglogs

  • placement — 配置タイプを選択すると、vs_mgr、res_mgr などの配置テクニカル サポート ログを収集できます。

placement テクニカル サポートの CLI コマンドは次のとおりです。

show tech-support placement

  • portal — ポータルまたは WebApp 関連の問題をデバッグして portal-webapp、portal_exception などのログを生成する場合は、portal テクニカル サポートを収集できます。

portal テクニカル サポートの CLI コマンドは次のとおりです。

show tech-support portal

  • serviceengine — 特定のサービス エンジンに関する問題が発生した場合は、serviceengine テクニカル サポートを収集して、その問題をデバッグできます。テクニカル サポートは、特定のサービス エンジンから必要なすべてのログを収集します。

serviceengine テクニカル サポートの CLI コマンドは次のとおりです。

show tech-support serviceengine <serviceengine-name>

  • upgrade — アップグレード関連の問題がある場合は、upgrade テクニカル サポートを収集できます。

upgrade テクニカル サポートの CLI コマンドは次のとおりです。

show tech-support upgrade

  • virtualservice — 特定の仮想サービスに問題があり、デバッグが必要な場合は、virtualservice テクニカル サポートを収集できます。このタイプは、virtualservice が接続されている特定の virtualservice ログと serviceengine ログを収集します。

virtualservice テクニカル サポートの CLI コマンドは次のとおりです。

show tech-support virtualservice <virtualservice-name>

  • gslb — gslb に関連する問題をデバッグする必要がある場合は、gslb 関連のログのみを含む gslb テクニカル サポートを収集できます。

gslb テクニカル サポートの CLI コマンドは次のとおりです。

show tech-support gslb

  • pool — システム内の特定のプールに関する問題をデバッグする必要がある場合は、pool のログと vs_mgr のログに CLI コマンドが出力された、特定のプールのテクニカル サポートを収集できます。

pool テクニカル サポートの CLI コマンドは次のとおりです。

show tech-support pool <pool-name>