セッション タイマーは、セッションが非アクティブ状態になった後にファイアウォールでそのセッションが保持される期間を定義します。

ファイアウォール上で、ユーザー定義の仮想マシンまたは vNIC のセットを対象として、TCP、UDP、ICMP の各セッションのタイムアウトを定義できます。デフォルトのタイマーはグローバルであり、ファイアウォールが保護するすべての仮想マシンに適用されます。

手順

  1. タイムアウトの設定に移動します。
    • NSX 6.4.1 以降では、[ネットワークとセキュリティ (Networking & Security)] > [セキュリティ (Security)] > [ファイアウォール設定 (Firewall Settings)] > [タイムアウト設定 (Timeout Settings)] の順に移動します。
    • NSX 6.4.0 では、[ネットワークとセキュリティ (Networking & Security)] > [セキュリティ (Security)] > [ファイアウォール (Firewall)] > [設定 (Settings)] の順に移動します。
  2. 使用可能な NSX Manager が複数ある場合は、ドロップダウン リストから 1 つを選択します。
  3. [追加 (Add)][追加] アイコン)アイコンをクリックします。
  4. セッション タイマーの [名前 (name)](必須)と [説明 (description)](オプション)を入力します。
  5. プロトコルを選択します。デフォルト値を受け入れるか、別の値を入力します。
    TCP 変数 説明
    First Packet 最初のパケットが送信された後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 120 秒です。
    Closing 最初の FIN が送信された後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 120 秒です。
    Open 2 番目のパケットが転送された後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 30 秒です。
    Fin Wait 両方の FIN が交換され、接続が閉じられた後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 45 秒です。
    Established 接続が完全に確立された後の、接続のタイムアウト値です。
    Closed 1 つのエンドポイントが RST を送信した後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 20 秒です。
    UDP 変数 説明
    First Packet 最初のパケットが送信された後の、接続のタイムアウト値です。これは、新しい UDP フローの最初のタイムアウトになります。デフォルトは 60 秒です。
    Single 送信元ホストが複数のパケットを送信し、宛先ホストが送り返さなかった場合の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 30 秒です。
    Multiple 両方のホストがパケットを送信した場合の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 60 秒です。
    ICMP 変数 説明
    First Packet 最初のパケットが送信された後の、接続のタイムアウト値です。これは、新しい ICMP フローの最初のタイムアウトになります。デフォルトは 20 秒です。
    Error reply ICMP パケットへの応答で ICMP エラーが返された後の、接続のタイムアウト値です。デフォルトは 10 秒です。
  6. NSX 6.1 以降では、[次へ (Next)] をクリックします。
  7. オブジェクト タイプとして [vNIC] または [仮想マシン (VM)] を選択します。
    使用可能なオブジェクトのリストが自動的に設定されます。
  8. 1 個以上のオブジェクトを選択し、矢印をクリックしてそれらのオブジェクトを [選択したオブジェクト (Selected Objects)] 列に移動します。
  9. [OK] または [終了 (Finish)] をクリックします。

結果

ユーザー定義のホストのセットに適用するタイマーが作成されました。