透過的とは、クライアント IP アドレスがバックエンド サーバで確認できることを意味します。

サーバ プールを追加するときに、透過モードはデフォルトで無効になっています。透過モードが無効になっている場合、バックエンド サーバは、トラフィックの送信元の IP アドレスをロード バランサの内部 IP アドレスとして認識します。このモードが有効になっている場合、送信元の IP アドレスは実際のクライアント IP アドレスになり、NSX Edge がサーバ応答のパス上に存在する必要があります。典型的な設計では、NSX Edge をサーバのデフォルト ゲートウェイとして設定します。透過モードでは、SNAT は必要ありません。

インラインまたは透過モードの詳細については、 論理ロード バランサを参照してください。

手順

  1. vSphere Web Client にログインします。
  2. [ネットワークとセキュリティ (Networking & Security)] > [NSX Edge] の順にクリックします。
  3. NSX Edge をダブルクリックします。
  4. [管理 (Manage)] > [ロード バランサ (Load Balancer)] > [プール (Pools)] の順にクリックします。
  5. プールに次のパラメータを指定します。
    • 名前
    • 説明
    • アルゴリズム
    • 監視
    • IP アドレス フィルタ
    さまざまなアルゴリズムの詳細については、 サーバ プールの追加を参照してください。
  6. 透過モードを有効にするには、切り替えスイッチをクリックするか、[透過的 (Transparent)] チェック ボックスを選択します。