1 つのアクティブなブリッジ インスタンスが存在する単一の VLAN に論理スイッチをブリッジできます。1 つの分散論理ルーターに複数のブリッジ インスタンスを設定できますが、同じ VXLAN と VLAN は複数のブリッジ インスタンスに接続できません。

論理スイッチを使用して、分散論理ルーティングとレイヤー 2 ブリッジの両方に参加できます。したがって、ブリッジされた論理スイッチからのトラフィックを中央の Edge 仮想マシン経由で送信する必要はありません。ブリッジされた論理スイッチからのトラフィックは、L2 ブリッジ インスタンス経由で物理 VLAN に送信できます。ブリッジ インスタンスは、分散論理ルーター制御仮想マシンが実行されている ESXi ホストで有効になります。

NSX での L2 ブリッジの詳細については、https://communities.vmware.com/docs/DOC-27683 にある『NSX Network Virtualization Design Guide』で、NSX 分散ルーティングとレイヤー 2 ブリッジの統合に関するセクションを参照してください。

ヒント: 複数のレイヤー 2 ブリッジ インスタンスのセットを作成して、異なる分散論理ルーターに関連付けることができます。これにより、ブリッジのロードを異なる ESXi ホストに分散させることができます。

前提条件

  • 環境に NSX 分散論理ルーターがデプロイされている必要があります。
  • ユニバーサル分散論理ルーターを使用してブリッジを設定することはできません。また、ブリッジをユニバーサル論理スイッチに追加することはできません。

手順

  1. vSphere Web Client にログインします。
  2. [ネットワークとセキュリティ (Networking & Security)] > [NSX Edge] の順にクリックします。
  3. ブリッジに使用する分散論理ルーターをダブルクリックします。
    注: ブリッジ インスタンスは、VXLAN が接続された同じルーティング インスタンスで作成する必要があります。1 台のブリッジ インスタンスで 1 つの VXLAN と 1 つの VLAN に対応でき、VXLAN と VLAN は重複できません。同じ VXLAN と VLAN は複数のブリッジ インスタンスに接続できません。
  4. [管理 (Manage)] > [ブリッジ (Bridging)] の順にクリックします。
  5. [追加 (Add)] をクリックします。
  6. ブリッジの名前を入力します。
    注意: ブリッジの名前は 40 文字以下にする必要があります。名前が 40 文字を超えると、ブリッジの設定に失敗します。
  7. ブリッジを作成する論理スイッチを選択します。
  8. 論理スイッチのブリッジ先である分散仮想ポート グループを選択します。
  9. [発行 (Publish)] をクリックして、ブリッジ設定に対する変更を有効にします。
    これで、 [ルーティングは有効です (Routing Enabled)] を指定した状態でブリッジに使用される論理スイッチが表示されます。詳細は、 論理スイッチの追加および 論理スイッチへの仮想マシンの接続を参照してください。