分散ファイアウォールで IPFIX を有効にできます。分散ファイアウォールは、フローのステートフル追跡機能を実装しており、追跡するフローには状態の変化が反映されます。IPFIX は、フローの状態データをエクスポートするために使用できます。追跡対象のイベントには、フローの作成、拒否、更新、削除があります。
分散ファイアウォールの IPFIX でフローのエクスポートを有効にするには、次の手順を実行します。
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vSphere Web Client で、 の順に移動します。
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[設定 (Configuration)] タブをクリックします。
- [グローバル フロー収集構成ステータス (Global Flow Collection Status)] が [有効 (Enabled)] になっていることを確認します。
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フロー収集を設定するには、IPFIX に移動します。
NSX 6.4.1 以降では、 の順に移動します。
NSX 6.4.0 では、 の順に移動します。
- IPFIX 構成の横にある [編集 (Edit)] をクリックして、[IPFIX 構成の有効化 (Enable IPFIX Configuration)] をクリックします。
- [観測ドメイン ID (Observation DomainID)] に、フロー コレクタのファイアウォール エクスポータを示す 32 ビットの ID を入力します。有効な範囲は、0 ~ 65535 です。
- [アクティブなフロー エクスポートのタイムアウト (Active Flow Export Timeout)] に、アクティブなフローがフロー コレクタにエクスポートされるまでの時間(分)を入力します。デフォルト値は 5 分です。たとえば、フローが 30 分間アクティブであり、エクスポートのタイムアウト値が 5 分の場合、フローはアクティブな期間に 7 回エクスポートされます。アクティブな期間に 5 回エクスポートされるほか、作成と削除で 1 回ずつエクスポートされます。
- [保存 (Save)] をクリックします。
- [コレクタ IP アドレス (Collector IPs)] で、[追加 (Add)] をクリックし、フロー コレクタの IP アドレスと UDP ポートを入力します。ポート番号の確認方法については、NetFlow コレクタのドキュメントを参照してください。
- [OK] をクリックします。
- [変更の発行 (Publish Changes)] をクリックします。