Software Receive Side Scaling を使用すると、VLAN/VXLAN ブリッジのスループットが向上します。

前提条件

  • NSX 6.4.2 以降がインストールされていることを確認します。
  • SoftRSS を有効にするホストを決定します。
    • アクティブ/スタンバイ ブリッジが存在する ESXi ホスト(分散論理ルーター制御仮想マシンがホストされている場所)で SoftRSS を有効にします。vMotion を使用して制御仮想マシンを移行する場合は、クラスタ内のすべてのホストで SoftRSS を有効にします。
    • ホストの物理 NIC で Default Queue Receive Side Scaling (DRSS) がサポートされている場合は、DRSS を有効にします。SoftRSS は有効にしないでください。esxcli system module parameters list -m [nic_module] を使用して、DRSS がサポートされているかどうか確認します。

手順

  1. ホストで SoftRSS を有効にします。
    10G アップリンクの ワールド数 の推奨値は 4 です。

    ワールド数は 16 まで増やすことができます。より高い統合率がアップリンクでサポートされている(リンク集約が使用されている)場合や、ワールドへのフロー分散がトラフィック パターンに対して均一でない場合は、この値を増やすことができます。

    net-dvs -s com.vmware.net.vdr.softrss=[number of worlds] -p hostPropList [dvs name]
  2. (オプション) SoftRSS を無効にするには、次のコマンドを使用します。
    net-dvs -u com.vmware.net.vdr.softrss -p hostPropList [dvs name]