[システムのスケール (System Scale)] ダッシュボードには、システムのスケーリーングに関する情報や、サポート対象のスケーリング パラメータの上限が表示されます。システム スケールに警告しきい値を設定して、しきい値を超えた場合にアラートを生成できます。しきい値を超えるとシステム イベントが生成され、これに基づいて通知が設定されます。この情報はログに記録され、サポート バンドルに追加されます。

値が指定のしきい値の割合を超えた場合、スケーリングの上限に近づいていることを警告するインジケータが表示されます。赤いインジケータは、その設定の上限に達したことを表します。リストは、その時点のスケーリングの割合 (%) の高い順であるため、警告のインジケータは常に先頭に表示されます。

1 時間ごとにデータを収集して、しきい値を超えたかどうか 確認され、しきい値を超えている場合はインジケータが作成されます。この情報は、1 日に 2 回 NSX Manager テクニカル サポート ログに記録されます。

次のように、条件を満たすとシステム イベントが生成されます。

  • パラメータがしきい値を超えると、警告イベントが生成される。
  • パラメータが、サポートされているシステム スケール設定を超えると、重大イベントが生成される。
  • パラメータがしきい値を超えていない場合は、情報イベントが生成される。

すべてのパラメータのスケールしきい値の取得

GET /api/2.0/capacity-parameters/report API を使用すると、システム スケールの実際の設定とサポートされている設定を確認できます。API 出力には、スケーリングの概要、現在のスケール値、サポートされるシステム スケール値、各パラメータのしきい値が表示されます。

システムのスケールしきい値の設定

システムのスケールしきい値を設定できます。

しきい値を設定するには:

  1. GET /api/2.0/capacity-parameters/thresholds API を使用して、グローバル システムしきい値を取得します。たとえば、API 出力で、グローバルしきい値は 80 と表示されます。つまり、[システムのスケール (System Scale)] ダッシュボードで、[使用率の警告しきい値 (Usage Warning Threshold)] が 80% と表示されます。
    注: デフォルトでは、グローバルしきい値は 80 に設定されています。
  2. システムのしきい値を変更するには、PUT /api/2.0/capacity-parameters/thresholds API を使用します。たとえば、グローバルしきい値を 70 に変更します。これで、[システムのスケール (System Scale)] ダッシュボードで、[使用量の警告のしきい値 (Usage Warning Threshold)] が 70% と表示されます。

API の詳細については、『NSX API ガイド』を参照してください。

システム スケールの詳細については、NSX 推奨設定の最大値 を参照してください。