ダッシュボードでは、NSX コンポーネントの全体的な健全性をまとめて表示できます。ダッシュボードを使用すると、NSX Manager、コントローラ、論理スイッチ、ホストの準備、サービスのデプロイ、バックアップ、Edge 通知など、異なる NSX コンポーネントのステータスを表示し、トラブルシューティングを容易に行うことができます。

  1. vSphere Web Client にログインします。
  2. [ネットワークとセキュリティ (Networking & Security)] をクリックします。デフォルトのトップ ページに、[][ダッシュボード (Dashboard)] > [概要 (Overview)] ページが表示されます。

既存のシステム定義のウィジェットとカスタム ウィジェットを表示できます。

ウィジェット コンポーネント
システムの概要 NSX Manager
  • CPU 使用率
  • NSX Manager のディスク使用率
  • データベース サービス、メッセージ バス サービス、およびレプリケータ サービスのサービス ステータス。セカンダリ NSX Manager でのレプリケーション エラー
  • コントローラの同期ステータス
コントローラ ノード:
  • コントローラ ノードのステータス
  • コントローラのピア接続ステータス
  • コントローラ仮想マシンのステータス(パワーオフ/削除済み)
  • コントローラ ディスク遅延アラート
外部コンポーネント:
  • vSphere ESX Agent Manager (EAM) サービスのステータス
ファイアウォールの発行ステータス ファイアウォールの発行ステータスが失敗になっているホスト数。発行した分散ファイアウォール設定の適用に失敗したホストがある場合、ステータスは赤色になります。
論理スイッチ ステータス ステータスエラーまたは警告の論理スイッチ数バッキングされている分散仮想ポート グループが vCenter Server から削除されたことを示すフラグ
サービス デプロイ ステータス
  • 失敗したデプロイのインストール ステータス
  • 失敗したすべてのサービスのサービス ステータス
ホストの通知 ホストのセキュリティ アラート。DHCP クライアントのハードウェア アドレスがスプーフィングされている場合、このアラートが表示されます。DHCP で DoS (denial-of-service) 攻撃が発生している可能性があります。
ファブリックのステータス ホスト準備のステータス:
  • インストール失敗、アップグレードを保留中、インストールを実行中のクラスタなど、デプロイのステータスが表示されます。
  • ファイアウォール
    • ファイアウォールが無効のクラスタ数
    • 分散ファイアウォールのステータス
  • VXLAN
    • VXLAN が設定されていないクラスタ数
    • VXLAN のステータス

通信チャネルの健全性ステータス

バックアップ ステータス NSX Manager のバックアップ ステータス
  • バックアップ スケジュール
  • 最新のバックアップ ステータス(失敗/成功/日時指定のスケジュールなし)
  • 実行した最新のバックアップ(日時と詳細)
  • 成功した最新のバックアップ(日時と詳細)
Edge 通知 特定のサービスのアクティブなアラームが表示されます。ここでは、重要なイベントが監視され、問題が解決されるまで追跡されます。アラームは、リカバリ イベントがレポートされたとき、または Edge が強制同期、再デプロイ、アップグレードされたときに自動的に解決されます。
ツール
  • フロー モニタリングのステータス
  • エンドポイント監視のステータス
システムのスケール ダッシュボード スケーリングの警告とアラートの概要が表示されます。パラメータとスケール番号の一覧を表示するには、[詳細 (Details)] をクリックして、システムのスケール ダッシュボード に移動します。
カスタム ウィジェット API で作成されたカスタム ウィジェットが表示されます。