HTTP トラフィックを分散するアプリケーション プロファイルを作成するには、プロファイルに名前、HTTP リダイレクト URL、パーシステンスのタイプを指定します。X-forwarded-for-HTTP ヘッダーを挿入することもできます。

手順

  1. vSphere Web Client にログインします。
  2. [ネットワークとセキュリティ (Networking & Security)] > [NSX Edge] の順にクリックします。
  3. NSX Edge をダブルクリックします。
  4. [管理 (Manage)] > [ロード バランサ (Load Balancer)] > [アプリケーション プロファイル (Application Profiles)] の順にクリックします。
  5. [追加 (Add)] をクリックします。
    [新しいアプリケーション プロファイル] ウィンドウが開きます。
  6. アプリケーション プロファイルのプロパティを指定します。
    1. プロファイルのタイプとして [HTTP] を選択します。
    2. アプリケーション プロファイルの名前を入力します。
    3. HTTP トラフィックのリダイレクト先となる URL を入力します。

      たとえば、トラフィックを http://myweb.com から https://myweb.com に転送できます。

    4. パーシステンスのタイプを選択します。
      セッション維持の設定により、クライアント要求を処理した特定のプール メンバーなど、セッション データが追跡されて保存されます。また、同じセッションまたは後続のセッションでは、クライアント要求が同じプール メンバーにリダイレクトされます。
      パーシステンス 説明
      送信元 IP

      このパーシステンス タイプは、送信元の IP アドレスに基づいてセッションを追跡します。

      クライアントが、送信元の IP アドレスのパーシステンスをサポートしている仮想サーバへの接続を要求すると、ロード バランサは、以前に接続したクライアントかどうかを確認します。接続している場合、ロード バランサは同じプール メンバーにクライアントを返します。

      Cookie

      このパーシステンス タイプは、クライアントで特定のサイトに初めてアクセスするときに一意の Cookie を挿入し、セッションを識別できるようにします。

      その後の要求で Cookie が参照され、適切なサーバへの接続が維持されます。

  7. Cookie パーシステンス タイプを選択した場合、Cookie 名を入力して、Cookie を挿入するモードを選択します。それ以外の場合は、次の手順に進みます。
    モード 説明
    挿入

    NSX Edge が Cookie を送信します。

    サーバが 1 つ以上の Cookie を送信すると、クライアントは もう 1 つ Cookie(サーバの Cookie と Edge の Cookie)を受信します。サーバが Cookie を送信しない場合は、クライアントは Edge の Cookie を受信します。

    プリフィックス

    クライアントが複数の Cookie をサポートしていない場合は、このモードを選択します。

    すべてのブラウザは、複数の Cookie を受け付けます。1 つの Cookie のみをサポートする専用クライアントを使用するアプリケーションがある場合、Web サーバはその Cookie を通常どおり送信します。NSX Edge は、サーバの Cookie 値のプリフィックスとして Cookie 情報を挿入します。この追加された Cookie の情報は、Edge がサーバに送信したときに削除されます。

    アプリケーション セッション

    このモードの場合、アプリケーションは仮想サーバによって追加(挿入)された新しい Cookie をサポートしません。また、変更後の Cookie(プリフィックス)もサポートしません。

    仮想サーバは、バックエンド サーバによって挿入された Cookie を学習します。クライアントがその Cookie を送信すると、仮想サーバは、同じバックエンド サーバにクライアント要求を転送します。トラブルシューティングのために、アプリケーションのセッション維持テーブルを見ることはできません。

  8. (オプション) ロード バランサを介して Web サーバに接続するクライアントの送信元の IP アドレスを特定するには、[X-Forwarded-For HTTP ヘッダーの挿入 (Insert X-Forwarded-For HTTP header)] オプションを有効にします。
  9. [追加 (Add)] または [OK] をクリックします。