プライマリ NSX Manager はコントローラ クラスタを実行します。その他の NSX Manager はセカンダリです。プライマリ NSX Manager によってデプロイされたコントローラ クラスタは共有オブジェクトであり、ユニバーサル コントローラ クラスタと呼ばれます。セカンダリ NSX Manager はユニバーサル コントロール クラスタを自動的にインポートします。Cross-vCenter NSX 環境には、1 つのプライマリ NSX Manager と最大 7 つのセカンダリ NSX Manager を配置できます。
NSX Manager は、次の 4 つのうちの 1 つのロールを持つことができます。
- プライマリ
- セカンダリ
- スタンドアロン
- 移行
NSX Manager のロールを表示するには、NSX Manager にリンクされている vCenter Server にログインし、[管理 (Management)] タブを選択します。[NSX Manager] セクションの [ロール] 列にロールが表示されます。[ロール] 列が表示されない場合、NSX Manager はスタンドアロン ロールを持っています。
の順に移動し、前提条件
- NSX Manager(プライマリ NSX Manager と、セカンダリ ロールを割り当てる NSX Manager)のバージョンが一致する必要があります。
- プライマリ NSX Manager のノード ID と、セカンダリ ロールを割り当てる NSX Manager のノード ID が存在し、それらが異なる必要があります。OVA ファイルからデプロイした NSX Manager インスタンスには、一意のノード ID があります。(仮想マシンをテンプレートに変換する場合など)テンプレートからデプロイした NSX Manager のノード ID は、テンプレートを作成するために使用した元の NSX Manager のノード ID と同じです。この 2 つの NSX Manager を同じ Cross-vCenter NSX インストール内で使用できません。
注:次の REST API 呼び出しを使用して、NSX Manager のノード ID を確認できます。
GET https://NSX-Manager-IP-Address/api/2.0/services/vsmconfig
- 各 NSX Manager を、別々の一意の vCenter Server システムに登録する必要があります。
- VXLAN で使用する UDP ポートは、すべての NSX Manager で同じである必要があります。
注: vSphere Web Client を使って VXLAN ポートを確認および変更するには、 の順に移動します。詳細については、『 NSX 管理ガイド』の「VXLAN ポートの変更」を参照してください。
- NSX Manager にセカンダリ ロールを割り当てる場合、その NSX Manager にリンクされた vCenter Server システムに NSX Controller をデプロイすることはできません。
- セカンダリ ロールを割り当てる NSX Manager のセグメント ID プールが、プライマリ NSX Manager のセグメント ID プールまたは他のセカンダリ NSX Manager のセグメント ID プールと重複することはできません。
- セカンダリ ロールを割り当てる NSX Manager は、スタンドアロン ロールまたは移行ロールを持つ必要があります。