オペレータが分散論理ルーターを新規作成するときには、次のウィザードを使用して必要な情報を収集します。

イメージは、周囲のテキストで説明されています。

[名前および説明] 画面で、次の情報を収集します。
  • [名前] は、NSX Edge のユーザー インターフェイスに表示されます。
  • [ホスト名] は、ESG または分散論理ルーター制御仮想マシンの DNS 名を設定するために使用され、SSH/コンソール セッション、Syslog メッセージ、および ESG/分散論理ルーター仮想マシンの vCenter Server の [サマリ] ページの [DNS 名] に表示されます。
  • ユーザー インターフェイスの [説明] は、NSX Edge のリストを表示します。
  • [テナント] は、NSX CLI によって使用される分散論理ルーター インスタンス名を生成するために使用されます。また、外部のクラウド管理プラットフォームによって使用される場合があります。

[設定] 画面:

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  • [ユーザー名] と [パスワード] は、分散論理ルーター制御仮想マシンにアクセスするための CLI/仮想マシンの認証情報を設定します。NSX は、ESG または分散論理ルーター制御仮想マシンで AAA をサポートしません。このアカウントには、ESG/分散論理ルーター制御仮想マシンへの完全なアクセス権限がありますが、CLI/仮想マシン コンソールからは ESG/分散論理ルーターの設定は変更できません。
  • [SSH アクセスの有効化] によって、分散論理ルーター制御仮想マシンで SSH デーモンを起動できるようになります。
    • SSH ネットワーク アクセスを許可するには、制御仮想マシンのファイアウォール ルールを調整する必要があります。
    • オペレータは、制御仮想マシンの管理インターフェイスのサブネット上のホストから、またはプロトコル アドレスが設定されている場合は、このような制限なく、OSPF/BGP の「プロトコル アドレス」上のホストから分散論理ルーター制御仮想マシンに接続できます。
      注: 分散論理ルーター制御仮想マシンと分散論理ルーターの「内部」インターフェイスのいずれかで設定されているサブネットに分類される IP アドレス間でネットワーク接続することはできません。これは、分散論理ルーター制御仮想マシンのこれらのサブネットの出力方向のインターフェイスは、データ プレーンに接続しない疑似インターフェイス「分散論理ルーター」を指定するためです。
  • [高可用性の有効化] によって、アクティブ/スタンバイの高可用性ペアとして制御仮想マシンがデプロイされます。
  • [Edge の制御レベル ログ] は、Edge アプライアンスの Syslog レベルを設定します。

[デプロイの] 画面:

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  • [データセンター] では、制御仮想マシンをデプロイする vCenter Server データセンターを選択します。
  • [NSX Edge アプライアンス] は、分散論理ルーター制御仮想マシンを示し、1 つのみを定義できます(以下を参照)。
    • [高可用性] が有効な場合、スタンバイ Edge は、同じクラスタ、ホスト、データストアにデプロイされます。DRS の「仮想マシンを分割」ルールが、アクティブおよびスタンバイ分散論理ルーター制御仮想マシンで作成されます。

[インターフェイスの設定] 画面:

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  • 「高可用性インターフェイス」
    • は、ルーティング可能な分散論理ルーター論理インターフェイスとしては作成されません。これは、制御仮想マシン上の単なる vNIC です。
    • NSX は VMCI から分散論理ルーターの設定を管理するため、このインターフェイスは IP アドレスを必要としません。
    • [名前と説明] 画面で分散論理ルーターの [高可用性の有効化] がチェックされている場合、このインターフェイスは高可用性のハートビートに使用されます。
  • [この NSX Edge のインターフェイスを設定します] は、分散論理ルーター論理インターフェイス (LIF) を指します。
    • 分散論理ルーターは、[接続先] の dvPortgroup 上の仮想マシンまたは一致するサブネットの IP アドレスが関連付けられている論理スイッチに L3 ゲートウェイ サービスを提供します。
    • 「アップリンク」タイプの LIF は、制御仮想マシンで vNIC として作成されるため、最大で 8 つがサポートされます。利用可能な最後の 2 つの vNIC は、高可用性インターフェイスと予約されている vNIC に割り当てられます。
    • 「アップリンク」タイプの LIF は、分散論理ルーターで動的ルーティングが動作させるために必要です。
    • 「内部」タイプの LIF は、制御仮想マシンで疑似 vNIC として作成され、最大で 991 個作成できます。

[デフォルト ゲートウェイ設定] 画面:

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  • [デフォルト ゲートウェイの設定] が選択されている場合、分散論理ルーターでデフォルトのスタティック ルートが作成されます。前の画面で「アップリンク」タイプの LIF が作成すると、このオプションを利用できます。
  • ECMP がアップリンクで使用されている場合、ネクスト ホップで障害が発生したときに、データプレーンの動作が中断しないようにこのオプションを無効することをお勧めします。
注: 右上隅にある二重の右矢印を使用すると、進行中のウィザードを中断して、後で再開できます。