NSX Intelligence がネットワーク トラフィック フロー データを収集すると、NSX Suspicious Traffic エンジンは、収集されたデータに対してネットワーク脅威分析を生成し、[イベント] 画面を使用して、検出した不審なトラフィック イベントを報告します。不審なトラフィック イベントに関する情報は、バブル チャート、グリッド、またはその両方の形式で表示できます。
前提条件
- NSX Intelligence 3.2 以降のアクティベーションを行い、NSX Suspicious Traffic ディテクタを有効にする必要があります。NSX Intelligence を使用した不審なネットワーク トラフィックの検出について を参照してください。
- 次の NSX ロールのいずれかを使用して、NSX Manager にログインする必要があります。
- エンタープライズ管理者
- セキュリティ管理者
不審なトラフィック イベントの管理
デフォルトでは、
の順に移動すると、次の図に示すように、バブル チャートとグリッドの両方の形式で不審なトラフィック イベントが表示されます。次の表では、図内で番号の付いているセクションについて説明します。セクション |
説明 |
---|---|
1 |
選択した期間内に NSX Suspicious Traffic 機能が検出した不審なトラフィック イベントの合計数を示します。 |
2 |
このセクションでは、NSX Suspicious Traffic が、検出されたイベントに関してどの履歴データをこのユーザー インターフェイス ページで報告するかを決定するためにシステムが使用する期間を選択します。期間は、現在の時間と過去の一定の期間に対応しています。デフォルトの期間は、[過去 1 時間] です。選択した期間を変更するには、現在の期間をクリックして、ドロップダウン メニューから別の期間を選択します。選択可能な期間は、[過去 1 時間]、[過去 12 時間]、[過去 24 時間]、[過去 1 週間]、[過去 2 週間]、および [過去 1 か月] です。 |
3 |
[グラフ] トグルを使用すると、バブル チャートを表示するかどうかを指定できます。[グラフ] トグルがオフの場合は、グリッドにのみ、不審なトラフィック イベントに関する情報が表示されます。デフォルトでは、トグルは [有効] です。 |
4 |
NSX Network Detection and Response 機能が有効な場合、NSX Suspicious Traffic ユーザー インターフェイスを表示していると、アプリケーション ランチャ アイコン がユーザー インターフェイスの右上隅に表示されます。 NSX Network Detection and Response ユーザー インターフェイスを使用して検出されたアノマリ イベントの詳細を表示するには、 アイコンをクリックし、NSX Network Detection and Response を選択します。NSX Network Detection and Response ユーザー インターフェイスで、アプリケーション ランチャ アイコンをもう一度クリックし、[NSX] を選択して NSX Suspicious Traffic ユーザー インターフェイスに戻ります。 |
5 |
このバブル チャートは、選択した期間内に、検出されたイベントがいつ発生したかを視覚的にタイムラインで示します。各イベントは、不審なトラフィック イベントの重要度に基づいてプロットされます。重要度のカテゴリとそれに対応する重要度スコアは次のとおりです。
|
6 |
フィルタ領域では、選択した期間に表示される不審なトラフィック イベントを絞り込むことができます。[イベントのフィルタリング] をクリックし、適用するフィルタをドロップダウン メニューから選択して、具体的な項目を表示される 2 つ目のドロップダウン メニューから選択します。利用可能なフィルタは次のとおりです。
|
7 |
[凡例] をクリックすると、バブル チャートに表示できるさまざまなタイプのバブルを一覧表示できます。次のリストでは、各バブルと、そのバブルが表す不審なトラフィック イベントのタイプを説明します。
|
8 |
チャート内の各バブルは、選択した期間内に発生した不審なトラフィック イベントまたは複数のイベントを表します。バブルの色またはタイプは、検出された攻撃中に攻撃者が使用した手段を表します。詳細については、[凡例] の説明を参照してください。 |
9 |
時間枠スライダを使用すると、選択した期間のサブセット内に発生した不審なトラフィック イベントを表示できます。強調表示された青い領域は、バブル チャートに表示される内容を表します。スライダを右または左にスライドすると、バブル チャートが更新され、スライダで強調表示されている期間中に発生した不審なトラフィック イベントが表示されます。同じ時間に発生した不審なトラフィック イベントがある場合、[複数のイベント] バブルにこれらの不審なトラフィック イベントが示されます。スライダを右に移動すると、[複数のイベント] バブルが、その期間に発生したさまざまな不審なトラフィック イベントを表す複数のバブルに展開されます。 |
10 |
グリッドには、選択した期間内に NSX Suspicious Traffic 機能が特定した、それぞれの不審なトラフィック イベントに関する情報が表示されます。展開しない場合、行には次の主要なイベント データが表示されます。
スクリーンショットの例は、展開された行も示しています。展開すると、行には詳しいイベント情報が表示されます。詳細情報には、検出されたイベントのサマリ、可視化した内容の説明、展開された行に表示されるその他のイベント データの説明などが含まれます。たとえば、上記のスクリーンショットでは、展開された行に、検出されたイベントのサマリと、可視化の内容が表示されます。可視化が提供されない不審なトラフィック イベントもあります。そのようなイベントでは、より多くの詳細データのみが提供されます。 |
11 |
展開された行では、右下隅に 1 つ以上のリンクが表示される場合もあります。クリックすると、検出されたイベントに関する詳細情報を掲載した別のユーザー インターフェイス ページが表示されます。利用可能なリンクは次のとおりです(不審なトラフィック イベントに該当する場合)。 以下のリンクは、NSX Network Detection and Response 機能が有効でなくても利用できる場合があります。
NSX Network Detection and Response アプリケーションが有効な場合は、次のリンクも使用できることがあります(イベントに該当する場合)。
|