仮想ルーティングおよび転送 (VRF) ゲートウェイを使用すると、同じゲートウェイ内にルーティング テーブルの複数のインスタンスを同時に配置できます。VRF は、VLAN のレイヤー 3 に相当します。VRF ゲートウェイは、Tier-0 ゲートウェイにリンクされている必要があります。VRF ゲートウェイは、Tier-0 ゲートウェイから HA モード、Edge クラスタ、内部中継サブネット、T0-T1 中継サブネット、BGP ルーティング構成を継承します。
NSX フェデレーション を使用し、Tier-0 が 1 つの場所にのみ配置されている場合、グローバル マネージャを使用して Tier-0 ゲートウェイに VRF ゲートウェイを作成できます。NSX フェデレーション の拡張 Tier-0 ゲートウェイで、VRF ゲートウェイはサポートされていません。EVPN は、NSX フェデレーションでサポートされていません。
VRF ゲートウェイが HA モードでも、Tier-0 ゲートウェイのメカニズムとは独立した通信障害に対応するメカニズムはありません。VRF ゲートウェイがネイバーとの接続を失っても、Tier-0 ゲートウェイのフェイル オーバーの基準を満たしていなければ、VRF ゲートウェイはフェイルオーバーしません。VRF ゲートウェイがフェイルオーバーするのは、Tier-0 ゲートウェイがフェイルオーバーを行ったときに限られます。
前提条件
- Tier-0 ゲートウェイで VNI プールを指定します。
- Tier-0 ゲートウェイで EVPN ローカル トンネル エンドポイントを設定します。