ECMP を有効にする前に、アップリンクを構成して Tier-0 の論理ルーターを VLAN 論理スイッチに接続する必要があります。

前提条件

  • 1 つのトランスポート ゾーンと 2 つのトランスポート ノードが構成されていることを確認します。『NSX-T Data Center インストール ガイド』を参照してください。
  • 2 つの Edge ノードと 1 つの Edge クラスタが構成されていることを確認します。『NSX-T Data Center インストール ガイド』を参照してください。
  • アップリンク用の VLAN 論理スイッチが使用可能であることを確認します。マネージャ モードでの NSX Edge アップリンク用の VLAN 論理スイッチの作成を参照してください。
  • Tier-0 論理ルーターが構成されていることを確認します。マネージャ モードでの Tier-0 論理ルーターの作成を参照してください。
  • NSX Manager ユーザー インターフェイスで [マネージャ] モードが選択されていることを確認します。NSX Manager を参照してください。[ポリシー] モード ボタンと [マネージャ] モード ボタンが表示されない場合は、ユーザー インターフェイスの設定を参照してください。

手順

  1. ブラウザから、NSX Manager (https://<nsx-manager-ip-address>) に管理者権限でログインします。
  2. [ネットワーク] > [Tier-0 論理ルーター] の順に選択します。
  3. Tier-0 論理ルーターを選択します。
  4. [構成] タブをクリックして、ルーター ポートを追加します。
  5. [追加] をクリックします。
  6. ルーター ポートの詳細を完成させます。
    オプション 説明
    名前 ルーター ポートの名前を割り当てます。
    説明 ポートが ECMP 構成用であることを示す追加の説明を入力します。
    タイプ デフォルトのタイプである [アップリンク] を受け入れます。
    MTU このフィールドを空のままにすると、デフォルトの 1500 が使用されます。
    トランスポート ノード ドロップダウン メニューから Edge のトランスポート ノードを割り当てます。
    uRPF モード デフォルトでは、uRPF(ユニキャスト リバース パス転送)は外部インターフェイス、内部インターフェイス、およびサービス インターフェイスで有効になっています。セキュリティの観点から、これらのインターフェイスで uRPF を有効にしておくことがベスト プラクティスです。uRPF は、ECMP を利用するアーキテクチャでも推奨されています。

    非対称ルーティングが存在する複雑なルーティング アーキテクチャでは uRPF を無効にできます。

    論理スイッチ ドロップダウン メニューから VLAN 論理スイッチを割り当てます。
    論理スイッチ ポート

    新しいスイッチ ポート名を割り当てます。

    既存のスイッチ ポートを使用することもできます。

    IP アドレス/マスク ToR スイッチに接続しているポートと同じサブネットにある IP アドレスを入力します。
  7. [保存] をクリックします。

結果

新しいアップリンク ポートが Tier-0 ルーターおよび VLAN 論理スイッチに追加されます。Tier-0 分散論理ルーターは、両方の Edge ノード上で構成します。

次のタスク

2 番目のネイバーの BGP 接続を作成し、ECMP ルーティングを有効にします。マネージャ モードでの 2 番目の BGP ネイバーの追加と ECMP ルーティングの有効化を参照してください。