NSX-T Data Center 環境全体に適用される グローバル マネージャ からグループを作成します。または、特定の場所またはリージョンを網羅するグループを作成します。

グループの範囲

グローバル マネージャでグループを作成する場合は、そのグループのリージョンを選択します。グループは、そのリージョン内のすべての場所と同期されます。すべての場所を含むグローバル リージョン、および グローバル マネージャ に追加された各場所のリージョンは、グループの範囲に対して選択できるリージョンとして自動的に使用可能になります。グループを作成する前に、カスタマイズしたリージョンを作成できます。グローバル マネージャ からのリージョンの作成を参照してください。

次の例では、Group1 はグローバル リージョンに作成されているため、すべてのローカル マネージャと同期されます。

この図では、グローバル マネージャから作成され、グループに登録された 3 つのローカル マネージャにプッシュされたグループの範囲が示されています。

動的グループ

複数の場所にまたがるグループに動的なメンバーシップがある場合、グループ メンバーシップのリストを取得するため各場所の情報が必要になります。

この例で、 Group1 には次のメンバーが含まれています。
  • Location1[VM1]
  • Location2[VM2]
  • Location3[VM3]

各ローカル マネージャは、その動的グループ メンバーシップを他のローカル マネージャと同期します。結果として、各ローカルマネージャにグループ メンバーの完全なリストが表示されます。

この図では、ローカル マネージャで作成されたグループが他のすべてのローカル マネージャと同期されています。

ネストされたグループ

グローバル マネージャ から作成されたグループの場合、別のグループをメンバーとして追加するには、グループのリージョンと同等またはそれより小さい範囲を持つ必要があります。
注: NSX-T Data Center バージョン 3.0.0 を使用している場合、両方のグループの範囲がまったく同じ場合にのみ、グループを別のグループのメンバーとして追加できます。

Location2 および Location3 を含む Region1 を使用して例を拡張する場合は、次の追加の構成に注意してください。

[タスク] [影響]
グローバル マネージャ から、リージョン Location2 を使用して Group-Loc2 を作成します。
  • Group-Loc2グローバル マネージャ に作成されます。
  • Group-Loc2 はローカル マネージャ Location2 に作成されます。
グローバル マネージャ から、リージョン Region1 を使用してグループ Group-Region1 を作成します。Group-Loc2 をメンバーとして追加します。

これはネストされたグループです。

  • Group-Region1グローバル マネージャ に作成されます。
  • Group-Region1Location2 および Location3 に作成されます。
  • Group-Loc2 はローカル マネージャ Location3 に作成されます。
グローバル マネージャ で、[インベントリ] > [リージョン] に移動し、Region1 を編集して Location2 を削除します。 ネストされたグループ Group-Region1 のため、このアクションは許可されません。

グループの作成手順の詳細については、グループの追加を参照してください。