スイッチング プロファイルには、論理スイッチと論理ポートを対象とした、レイヤー 2 ネットワークの構成の詳細が含まれます。NSX Manager は、いくつかのタイプのスイッチング プロファイルをサポートします。また、各プロファイル タイプ用に、1 個以上のシステム定義のデフォルト スイッチング プロファイルを維持します。

次のタイプのスイッチング プロファイルを使用できます。

  • QoS(サービス品質)
  • IP 検出
  • SpoofGuard
  • スイッチ セキュリティ
  • MAC アドレス管理
注: デフォルトのスイッチング プロファイルを NSX Manager で編集または削除することはできません。代わりに、カスタムのスイッチング プロファイルを作成できます。

デフォルトのプロファイルを使用する前に、適切な設定になっているかどうか確認してください。カスタム プロファイルを作成する場合、一部の設定にはデフォルト値があります。デフォルトのプロファイルで、これらの設定にデフォルト値があるとは限りません。

デフォルト スイッチング プロファイルやカスタム スイッチング プロファイルには、それぞれ固有の ID が予約されます。この ID を使用して、スイッチング プロファイルを論理スイッチまたは論理ポートと関連付けます。たとえば、デフォルトの QoS スイッチング プロファイルの ID は f313290b-eba8-4262-bd93-fab5026e9495 です。

論理スイッチまたは論理ポートは、各タイプの 1 個のスイッチング プロファイルと関連付けることができます。たとえば、2 個の異なる QoS スイッチング プロファイルを 1 個の論理スイッチまたは論理ポートと関連付けることはできません。

論理スイッチの作成中または更新中にスイッチング プロファイル タイプを関連付けなかった場合は、NSX Manager で、対応するシステム定義のデフォルト スイッチング プロファイルが関連付けられます。子論理ポートは、システム定義のデフォルト スイッチング プロファイルを親論理スイッチから継承します。

論理スイッチや論理ポートを作成または更新するときに、デフォルト スイッチング プロファイルまたはカスタム スイッチング プロファイルを関連付けできます。スイッチング プロファイルを論理スイッチと関連付けたり、関連付けを解除したりすると、次の基準に従って、子論理ポート用のスイッチング プロファイルが適用されます。

  • 親論理スイッチにプロファイルが関連付けられている場合、子論理ポートはその親からスイッチング プロファイルを継承します。
  • 親論理スイッチにスイッチング プロファイルが関連付けられていない場合、デフォルト スイッチング プロファイルが論理スイッチに割り当てられ、論理ポートはそのデフォルト スイッチング プロファイルを継承します。
  • カスタム プロファイルを明示的に論理ポートと関連付ける場合、そのカスタム プロファイルは既存のスイッチング プロファイルをオーバーライドします。
注: カスタム スイッチング プロファイルを論理スイッチと関連付けたが、子論理スイッチ ポートのうち 1 つに対してデフォルト スイッチング プロファイルを維持する場合は、デフォルト スイッチング プロファイルのコピーを作成し、それを特定の論理ポートと関連付ける必要があります。

論理スイッチや論理ポートと関連付けられているカスタム スイッチング プロファイルを削除することはできません。論理スイッチや論理ポートがカスタム スイッチング プロファイルと関連付けられているかどうかを確認するには、サマリ ビューの割当先のセクションで、リストされている論理スイッチおよび論理ポートをクリックします。