DLB サービスを使用する仮想マシンを含めるロード バランサ プールを作成します。

このタスクは、NSX-T Data Center ユーザー インターフェイスと NSX-T Data Center API の両方で実行できます。

DLB プールを作成する API コマンドは PUT https://<NSXManager_IPaddress>/policy/api/v1/infra/lb-pools/<lb-pool-id> です。

前提条件

  • DLB サービスを使用する仮想マシン グループを作成します。
  • DLB インスタンスを作成し、仮想マシン グループに関連付けます。

手順

  1. 管理者権限で NSX Manager にログインします。
  2. [ネットワーク] > [ロード バランシング] > [サーバ プール] の順に移動します。
  3. [サーバ プールの追加] をクリックします。
  4. 次のフィールドに値を入力します。
    フィールド 説明

    名前

    DLB プールの名前を入力します。

    アルゴリズム

    サポートされるアルゴリズムは、[重み付きラウンド ロビン][ラウンド ロビン][重み付き最小接続][最小接続][IP ハッシュ] です。分散ロード バランサは各 ESXi サーバのローカルで実行されるため、これらのアルゴリズムは各 ESXi サーバに対してローカルになります。クラスタ内の異なる ESXi サーバ間でロード バランシングの接続情報は同期されません。

    • [重み付きラウンド ロビン]:このアルゴリズムでは、各プール メンバーに割り当てられた重みに基づいて、プール メンバーに接続を送信します。たとえば、プール メンバー A に重み 3、プール メンバー B に重み 2、プール メンバー C に重み 1 を割り当てた場合、合計 6 つのクライアント接続のうち、プール メンバー A は 3 つの接続を受信し、プール メンバー B は 2 つの接続を受信します。また、プール メンバー C は 1 つの接続を受信します。
    • [ラウンド ロビン]:このアルゴリズムを使用では、各プール メンバーに同数の接続を送信します。
    • [最小接続]:このアルゴリズムでは、プール メンバーのアクティブな接続数が最も少なくなります。各プール メンバーには開始の遅延が構成されています(Slow Start が True に設定されています)。接続を受信すると、プール メンバーの状態の Slow Start が False に設定されます。
    • [重み付き最小接続]:このアルゴリズムでは、各プール メンバーに割り当てられた重みに基づいて、プール メンバーに接続を送信します。
    • [IP ハッシュ]:このアルゴリズムでは、IP アドレスのハッシュに基づいて接続を送信します。
      注: プール メンバーの数が変更された後も、同じプール メンバーへの接続を維持する場合は、 [IP ハッシュ] を使用しないでください。

    メンバー/グループ

    [メンバーの選択] をクリックして、[サーバ プール メンバーの構成] ウィンドウで、次のいずれかを行います。

    • [個別メンバーの入力] を選択します。新しいメンバーを追加するには、[メンバーの追加] をクリックして、必須フィールドに値を入力します。
    • [グループの選択] を選択します。[グループの追加] を選択するか、既存のグループを選択します。

      新しいグループを追加するには、次のフィールドに値を入力します。

      • [名前]
      • [コンピュート メンバー ][メンバーの設定] をクリックして、すべてのプール メンバーを含むグループを追加します。

      • [IP リビジョン フィルタ]:IPv4 と IPv6 の両方がサポートされます。

      • [ポート]:すべてのダイナミック プール メンバーのデフォルト ポート。
    SNAT 変換モード このフィールドを [無効] に設定します。分散ロード バランサで SNAT 変換はサポートされていません。
  5. [保存] をクリックします。

結果

分散ロード バランサのサーバ プール メンバーが追加されます。

次のタスク

Fast TCP または UDP プロファイルを使用した仮想サーバの作成を参照してください。