バックアップ ファイル サーバ上では、バックアップが蓄積して、大量のストレージを使用してしまうことがあります。NSX-T Data Center に含まれたスクリプトを実行して、古いバックアップを自動的に削除することができます。
Python スクリプト nsx_backup_cleaner.py は NSX Manager の /var/vmware/nsx/file-store ディレクトリ内にあります。このファイルにアクセスするには、root としてログインする必要があります。通常、バックアップ ファイル サーバ上でジョブをスケジューリングし、このスクリプトを定期的に実行して古いバックアップをクリーンアップします。このスクリプトは、cluster-node-backups と inventory-summary という名前のサブフォルダに対してのみ機能します。cluster-node-backups および inventory-summary 以外のバックアップ ディレクトリに他のサブフォルダがある場合、スクリプトは失敗します。
使用に関する次の情報は、スクリプトの実行方法を示します。
nsx_backup_cleaner.py -d backup_dir [-k 1] [-l 5] [-h] Or nsx_backup_cleaner.py --dir backup_dir [--retention-period 1] [--min-count 5] [--help] Required parameters: -d/--dir: Backup root directory -k/--retention-period: Number of days need to retain a backup file Optional parameters: -l/--min-count: Minimum number of backup files to be kept, default value is 100 -h/--help: Display help message
バックアップの有効期間は、バックアップのタイムスタンプとスクリプトの実行時間の差として計算されます。この値が保持期間よりも大きく、バックアップの最小値よりもディスク上のバックアップ数の方が多い場合は、バックアップが削除されます。
Linux または Windows サーバ上で定期的に実行するスクリプトの設定方法については、スクリプトの先頭に記述されたコメントを参照してください。