NSX-T Data Center アプライアンスには、adminaudit、2 つのローカル ゲスト ユーザー アカウントの 4 つのローカル アカウントがあります。NSX Manager を管理するには、admin としてログインする必要があります。

インストール後、admin アカウントは有効になりますが、audit アカウントを含むそれ以外のアカウントには有効化が必要です。

2 つの追加のローカル ユーザー アカウントは、 guestuser1guestuser2 です。 NSX-T Data Center Cloud 環境では、 cloud_admincloud_audit という新しいユーザー アカウントが追加されています。
  • デフォルトでは、この 2 つのユーザー アカウントは有効になっていません。guestuser1、guestuser2 アカウントには監査者ロールが割り当てられます。cloud_admin アカウントと cloud_audit アカウントには、クラウド管理者ロールとクラウド オペレータ ロールがそれぞれ割り当てられています。このロールの割り当ては変更できます。
  • ロールの割り当ての変更は、ゲスト ユーザーに許可されます。
  • ローカル ユーザー アカウントのパスワードは、admin またはアカウント所有者がリセットできます。
  • 追加のユーザーを作成することはできません。デフォルト ユーザーは削除できません。無効にできるのは、audit と ゲスト ユーザー アカウントのみです。

また、NSX-T Data Center アプライアンスには、root ユーザー アカウントがあります。NSX-T Data Center Manager ユーザー インターフェイスに root としてログインすることはできません。また、NSX-T Data Center Manager ユーザー インターフェイスを使用して、このアカウントを管理することもできません。root ユーザーは CLI を使用してアプライアンスにログインできますが、NSX-T Data Center CLI コマンドは使用できません。root ユーザー アカウントの名前の変更、無効化、削除はできません。

root ユーザーには特別な権限があります。VMware のガイダンスで明示されている場合を除き、NSX-T Data Center アプライアンスに root としてログインして、このガイドに記載されていない変更を行うことはできません。root ユーザーが行った変更によって、致命的な障害が発生する可能性があります。本番環境では、root パスワードを保護し、権限のあるユーザーにのみアクセスを許可する必要があります。

パスワードのリセットやユーザーの無効化など、ローカル ユーザー アカウントの管理方法の詳細については、ローカル ユーザー アカウントの管理を参照してください。NSX Manager のセキュリティ関連の詳細については、NSX Managerの「セキュリティ」を参照してください。