NSX Application Platform を正常に展開したら、プラットフォームでホストできる NSX 機能を有効にできます。

次の機能は、自動的に有効化されるか、NSX Application Platform の展開が正常に完了した後に有効化できるようになります。各機能の有効化は、その NSX 機能の最小システム要件を満たしているかどうかによって異なります。詳細については、NSX Application Platform のシステム要件を参照してください。

NSX 機能の有効化の詳細については、次の表でその機能について説明している特定のドキュメントを参照してください。

ホステッド NSX 機能

説明

VMware NSX® Metrics

NSX Metrics 機能は、NSX-T および NSX Application Platform 環境内のエンティティ全体で主要な統計情報をモニターできるようにするデータを収集します。この機能は、NSX Application Platform の展開が正常に完了すると自動的に有効になります。

デフォルトでは、データ収集機能は NSX Application Platform に対して常に有効になっており、オフにすることはできません。NSX エンティティのデータ収集はデフォルトで有効になっていますが、必要に応じて [NSX] をオフに切り替えて無効にすることもできます。

NSX Metrics 機能の使用方法については、バージョン 3.2 向けの『NSX-T Data Center 管理ガイド』の時系列メトリックを取得するための APIというトピックを参照してください。

その他の API の詳細については、http://developer.vmware.com/apis/nsx-intelligence-&-application-platform/ を参照してください。

VMware NSX® Intelligence™

NSX Intelligence 機能は、NSX-T 環境内のネットワーク トラフィック フローを集約して、詳細なトラフィック フローの可視性、ファイアウォール ポリシーの推奨事項、および不審なトラフィックの検出を提供します。スケール アウト機能を使用できるように、NSX Intelligence 3.2 以降の NSX Application Platform でこの機能がホストされるようになりました。

この機能を有効にする方法については、https://docs.vmware.com/jp/VMware-NSX-Intelligence/index.htmlにあるバージョン 3.2 以降の『VMware NSX Intelligence の有効化とアップグレード』を参照してください。

本番環境では、この機能を使用するには、NSX Application Platform の展開時に Advanced フォーム ファクタを選択する必要があります。

VMware NSX® Network Detection and Response™

NSX Network Detection and Response 機能は脅威アラート データを VMware NSX® Advanced Threat Prevention クラウド サービスに送信し、後者は NSX Network Detection and Response ユーザー インターフェイスを使用してそれらのデータの関連付けと可視化を実行します。

有効化の詳細については、https://docs.vmware.com/jp/VMware-NSX-Intelligence/index.htmlにある『VMware NSX Network Detection and Response 有効化および管理ガイド』を参照してください。

VMware NSX® マルウェア防止

この機能は、悪意のあるファイル(マルウェア)が NSX-T Data Center 環境に侵入したり、データセンター全体に水平方向に拡散するのを検出して防止します。NSX Advanced Threat Prevention クラウド サービスを使用して定期的な検出の更新を取得し、さらに分析するためにデータをアップロードします。

有効化の詳細については、https://docs.vmware.com/jp/VMware-NSX-T-Data-Center/index.htmlにあるバージョン 3.2 以降の『NSX-T Data Center 管理ガイド』で NSX マルウェア防止 の情報を参照してください。