NSX Application Platform は、NSX Manager ユーザー インターフェイスを使用して、新しいビルド バージョンにアップグレードできます。
アップグレード プロセスでは、現在のプラットフォームの展開で使用されているフォーム ファクタが保持されます。評価版フォーム ファクタを使用してプラットフォームを展開しており、引き続き評価版フォーム ファクタを使用するが、以降のバージョンのプラットフォームを使用する場合は、まず NSX Application Platform の現在の展開を削除する必要があります。それから、以降のプラットフォーム バージョンを使用してプラットフォームを再展開します。
NSX Application Platform の新しいバージョンへのアップグレードには、多数の手順が関与します。プラットフォームと現在有効化されている各 NSX-T Data Center 機能のアップグレードを進める前に、まず Upgrade Coordinator を構成して展開する必要があります。Upgrade Coordinator ですべてのアップグレード手順を調整し、各コンポーネントをアップグレードするのに応じて、ユーザー インターフェイスで状態が表示されます。
NSX-T Data Center 3.2.3.1 リリース以降、VMware でホストされる NSX Application Platform レジストリとリポジトリの場所で、Harbor などの ChartMuseum 互換のプライベート コンテナ レジストリがサポートされなくなりました。
3.2.3.1 より前の NSX-T Data Center バージョンを現在使用している場合は、現在の NSX Application Platform 展開をアップグレードする前に、NSX-T Data Center バージョン 3.2.3.1 にアップグレードすることを検討してください。
VMware でホストされているパブリック NSX Application Platform レジストリとリポジトリの場所にアクセスできない場合は、インフラストラクチャ管理者と協力して、NSX Application Platform Helm チャートと Docker イメージを会社のプライベートな Helm リポジトリおよび Docker レジストリの場所にアップロードします。この両方のプライベート ホストの場所は、Kubernetes クラスタと、NSX Application Platform の展開で使用している NSX Manager アプライアンスからアクセスできる必要があります。Harbor によって提供される ChartMuseum を引き続き使用する必要がある場合は、Harbor バージョンがバージョン 2.8.1 より前である必要があります。詳細については、「NSX Application Platform Docker イメージと Helm チャートのプライベート コンテナ レジストリへのアップロード」を参照してください。
前提条件
『NSX-T Data Center リリース ノート』で、NSX Application Platform のアップグレードについてドキュメント化されている既知の問題と回避策を確認します。
NSX Application Platform でオープン アラームが検出されていないことを確認します。
NSX Application Platform 展開の前提条件に記載されている前提条件とシステム要件をすべて満たしていることを確認します。
エンタープライズ管理者の権限が必要です。