ホスト アップグレード ユニット グループ内のホストは手動でアップグレードできます。

前提条件

Upgrade Coordinator が更新されていることを確認します。Upgrade Coordinator のアップグレード を参照してください。

手順

  1. Upgrade Coordinator の [ホストのアップグレード] タブに移動します。
  2. 有効なホスト アップグレード ユニット グループを選択します。
  3. [アクション] > [状態の変更] > [無効] の順に選択します。
    その他の有効なホスト アップグレード ユニット グループがある場合は、 [無効] に設定します。
  4. [開始] をクリックして事前アップグレード プロセスを実行します。
  5. ホストのアップグレードが一時停止するまで待機します。
  6. ESXi ホストを手動でアップグレードします。
    注: アップグレード中にホストに障害が発生した場合は、ホストを再起動して、アップグレードを再試行します。
    1. ESXi ホストをメンテナンス モードに切り替えます。
    2. NSX Manager から ESXi オフライン バンドルの場所に移動します。
      http://<nsx-manager-ip-address>:8080/repository/<target-nsx-t-version>/metadata/manifest.
    3. ESXi オフライン バンドルを ESXi/tmp にダウンロードします。
    4. ESXi ホストをアップグレードします。
      esxcli software vib install -d /tmp/<offline-bundle-name>.
  7. KVM ホストを手動でアップグレードします。
    注: アップグレード中にホストに障害が発生した場合は、ホストを再起動して、アップグレードを再試行します。
    1. アップグレード スクリプトをダウンロードします。
      http://<nsx-manager-ip-address>:8080/repository/<target-nsx-t-version>/HostComponents/<os-type>/upgrade.sh

      ここで、os_type は rhel76_x86_64、rhel77_x86_64、xenial_amd64、linux64-bionic、linux64-sles12sp3 または linux64-sles12sp4 です。

    2. KVM ホストをアップグレードします。
      upgrade.sh <host-upgrade-bundle-url>

      ここで、ホスト アップグレード バンドルの URL は http://<nsx-manager-ip-address>:8080/xyz です(xyz は、http://<nsx-manager-ip-address>:8080/repository/<target-nsx-version>/metadata/manifest ファイルのパスの 1 つです)。

      例:http://<nsx-manager-ip-address>:8080/repository/3.0.0.0.0.99999999/HostComponents/rhel76_x86_64/nsx-lcp-2.3.0.0.0.9999999-rhel76_x86_64.tar.gz
  8. Upgrade Coordinator の [ホスト] タブに移動して、画面を更新します。
    手動でアップグレードされたすべてのホストが、アップグレードされた状態で表示されます。
  9. アップグレードが成功したら、NSX-T Data Center パッケージの最新バージョンが vSphere および KVM ホストにインストールされていることを確認します。
    • vSphere ホストの場合は esxcli software vib list | grep nsx と入力します。
    • Ubuntu ホストの場合は dpkg -l | grep nsx と入力します。
    • SUSE Linux Enterprise Server、Red Hat または CentOS ホストの場合は、rpm -qa | egrep 'nsx|openvswitch|nicira' と入力します。
  10. アップグレードの前にパワーオフ状態だった ESXi スタンドアローン ホストのテナント仮想マシンをパワーオンします。
  11. DRS が無効なクラスタの一部である管理対象 ESXi ホストのテナント仮想マシンを適切なホストに移行します。
  12. アップグレードの前にパワーオフされた、DRS が無効なクラスタの一部である ESXi ホストのテナント仮想マシンをパワーオンするか、再アクティベーションします。
  13. (オプション) NSX Manager アプライアンスで [システム] > [アプライアンス] の順に選択し、ホストのすべての状態インジケータとトランスポート ノード展開がインストール済みと表示され、接続の状態が緑色で稼動中と表示されていることを確認します。
  14. Upgrade Coordinator の [ホスト] タブに移動し、無効なホスト アップグレード ユニット グループを選択します。
  15. [アクション] > [状態の変更] > [有効] の順に選択します。
    その他の無効なホスト アップグレード ユニット グループがある場合は、 [有効] に設定します。

次のタスク

アップグレード プロセスが正常に終了した場合にのみ、アップグレードを続行できます。管理プレーンのアップグレード を参照してください。

アップグレード エラーがある場合には、エラーを解決する必要があります。アップグレード エラーのトラブルシューティング を参照してください。