ESXi ホスト上の仮想マシンが、ポリシーが構成されたエンドポイント セキュリティ ソリューションによって保護されていない場合、またはエンドポイント セキュリティのサービス仮想マシンとホスト エージェントの通信に関連するアラームがある場合は、NSX ゲスト イントロスペクション プラットフォーム ホスト エージェント (MUX) に分析が必要な問題がある可能性があります。このセクションでは、ホスト エージェント (MUX) のログ形式、ログの場所、およびホスト エージェント (MUX) サービスが ESXi ホストで実行されていることを確認する方法について説明します。

ログのパスとサンプル メッセージ

MUX ログのパス
/var/log/syslog

NSX ゲスト イントロスペクション プラットフォーム ホスト エージェント (MUX) のメッセージは、<timestamp>ContextMUX<[ThreadID]>: <message> の形式で記録されます。

次はその例です。
2022-08-25T11:42:02Z ContextMux[54425342]: [INFO] (EPSEC) [54425342] NSX Context Multiplexor 17883598. [3.1.2.0.0]
2022-08-25T11:42:02Z ContextMux[54425342]: [INFO] (EPSEC) [54425342] VMkernel localhost 6.7.0 #1 SMP Release build-13006603 Mar 26 2019 13:38:24 x86_64
2022-08-25T11:42:02Z ContextMux[54425342]: [WARNING] (EPSEC) [54425345] Not sending events. MuxHandler has not been registered.
上記の例で
  • [ERROR] はメッセージのタイプです。他のタイプとしては、[DEBUG]、[INFO] があります。
  • (EPSEC) は、エンドポイント セキュリティに関連するメッセージであることを意味します。

ログ作成の有効化とログの表示

ログ レベルを変更するには、ESXi ホストのコマンド シェルで次の手順を実行します。
  1. NSX ゲスト イントロスペクション プラットフォーム ホスト エージェント (MUX) のログ レベルを設定します。

    ~ # nsxcli -c set service nsx-context-mux logging-level debug

    off - これはログをオフにすることを目的としています

    fatal - アプリケーションの中断を引き起こす可能性のある非常に深刻なイベントを表します。

    error - アプリケーションの実行を継続できる可能性のあるエラー イベントを指表します。

    warn - 有害な可能性がある状況を表します。

    info - 詳細な情報メッセージです。

    debug - デバッグ用の詳細な情報メッセージです。

    trace - 詳細なログ メッセージを指定します

  2. ESXi ホストの /var/log/syslog.log ファイルで、NSX ゲスト イントロスペクション プラットフォーム ホスト エージェント (MUX) ログ メッセージを確認します。グローバル ソリューション、ソリューション ID、ポート番号に対応するエントリが正しく指定されていることを確認します。
  3. NSX ゲスト イントロスペクション プラットフォーム のデフォルトのログ オプションは「情報」ですが、「デバッグ」に引き上げると、より多くの詳細を収集できます。

  4. NSX ゲスト イントロスペクション プラットフォーム の処理内容や通信の状況を確認するには、ESXi ホスト上のログを確認します。NSX ゲスト イントロスペクション プラットフォーム のログは、ホストの /var/log/syslog ファイルに書き込まれます。これは、ESXi ホストのサポート ログにも含まれています。

  5. VIB のインストールで問題が発生した場合は、ESXi ホストの /var/log/esxupdate.log ファイルを確認します。このログは、パッケージが正常にインストールされなかった理由を確認できる正確な情報を提供します。これは、NSX ゲスト イントロスペクション プラットフォーム のインストールに関する一般的な問題です。

詳細については、 NSX ゲスト イントロスペクション プラットフォーム ホスト エージェント (MUX) ログを参照してください。