アップグレード手順の最後に管理プレーンをアップグレードします。必要に応じて、管理プレーンのアップグレード中も引き続き構成を変更できます。
前提条件
NSX Edge クラスタが正常にアップグレードされたことを確認します。「NSX Edge クラスタをアップグレードします」を参照してください。
NSX は、クラスタ内で奇数のノードのみをサポートします。フォールト トレランスの推奨構成は、3 ノード クラスタです。アップグレード プロセスには、システムのリストアまたはロールバックに使用できる
NSX Manager ノードのローカル バックアップの作成も含まれます。すべての事前チェックが完了すると、システムは構成のバックアップを保存し、その後にクラスタ内のすべてのノードのローカル バックアップを保存します。システムがローカル バックアップを保存したかどうかを確認するには、root 管理者に移動し、次のフォルダを確認します。
ロールバック バックアップは、
/config_bak にも保存されます。何らかの理由でローカル バックアップが失敗した場合、アップグレードは停止します。
手順
- NSX Manager をバックアップします。
『
NSX 管理ガイド』を参照してください。
- [開始] をクリックして、管理プレーンをアップグレードします。
- アップグレード通知に同意します。
HTTP サービスの中断など、この時点で表示されるアップグレード関連のエラーは無視してかまいません。これらのエラーは、アップグレード中に NSX Manager ノードが再起動している可能性がある場合に表示されます。他の NSX Manager ノードのユーザー インターフェイスから、アップグレードの進行状況を引き続きモニターできます。
仮想 IP アドレスを使用している場合、ユーザー インターフェイスは引き続きアクセス可能ですが、すべてのノードがアップグレードされた後に再認証する必要があります。
- アップグレード エラーが発生した場合、NSX に、アップグレードのロールバックを要求するメッセージが表示される場合があります。ロールバックは、すべての NSX Manager ノードで実行されます。
- すべての NSX Manager ノードでルート シェルから次のコマンドを実行します。
/etc/init.d/corfu-server stop
- すべての NSX Manager ノードで管理者ユーザーとして次のコマンドを実行します。
node-rollback run-step step1_start_rollback
- NSX Manager ノードのいずれかで次のコマンドを管理者ユーザーとして実行します。
node-rollback run-step step2_restore_data
エラーが発生した場合は、次のコマンドを実行します。
corfu_tool_runner
を実行して、レジストリ テーブルからレコードを削除します。
/opt/vmware/bin/corfu_tool_runner.py -t RegistryTable -n CorfuSystem --port 9000 -o deleteRecord --keyToDelete='{"namespace": "CorfuSystem","tableName": "CompactionControlsTable"}'
- 圧縮の検証を実行します。
/opt/vmware/bin/corfu_compactor_upgrade_runner.py --runs 3 --lock false
- すべての NSX Manager ノードで
corfu-server
を停止します。
- すべての NSX Manager ノードで
corfu-server
を開始します。
- NSX Manager ノードのいずれかで管理者ユーザーとしてリストア コマンドを実行して再開します。
node-rollback run-step step2_restore_data
- すべての NSX Manager ノードで管理者ユーザーとして次のコマンドを実行します。
node-rollback run-step step3_exit_rollback
ロールバックは、管理プレーンのアップグレードにのみ適用されます。NSX Manager ノードは、管理プレーンのアップグレードを開始する前のバージョンに戻ります。