xDSL SFP モジュールのサポートを利用できます。このモジュールは、高度に統合された SFP ブリッジ モデムです。これにより、既存の DSL IAD またはホーム Gatewayデバイスをより高帯域幅のサービスにアップグレードするためのプラガブル SFP 準拠のインターフェイスが提供されます。

xDSL SFP モジュールは、SD-WAN Edge 610 または SD-WAN Edge 610-LTE デバイスの SFP スロットに插入し、ADSL2+/VDSL2 モードで使用できます。このモジュールはユーザーが調達する必要があります。
注: DSL の構成は、610、610-LTE、620、640、および 680 デバイスでのみ使用できます。

SFP の構成

特定の DSL モジュールが接続されている SFP インターフェイスをクリックします。SFP が接続されると、スロット名は SFP1 および SFP2 として表示されます。

[SFP を構成するには、次の手順を実行します。]

  1. 上の図に示すように、[アクション (Actions)] 列の [編集 (Edit)] リンクをクリックします。
    次の図に示すように、SD-WAN Edge デバイス(この例では SD-WAN Edge 610)の [インターフェイス SFP1 (Interface SFP1)] ダイアログが表示されます。
    注: 以下の残りの手順は、特に SFP を構成するためのものです。選択した SD-WAN Edge デバイスの他のフィールドの説明については、 インターフェイス設定の構成セクションを参照してください。

  2. DSL 設定を構成するには、[インターフェイス設定の上書き (Override Interface)] チェックボックス(右上隅)をオンにする必要があります。
  3. [インターフェイスが有効 (Interface Enabled)] チェックボックスをオンにします。
  4. [SFP 設定 (SFP Settings)] 領域では、ドロップダウン メニューから [標準 (Standard)] と [DSL] の 2 つのオプションを使用できます。次の図に示すように、SFP モジュールとして [DSL] を選択します。

  5. [DSL 設定 (DSL Settings)] 領域で、以下の手順に従って [モード (Mode)] と [プロファイル (Profile)] の設定を選択します(使用可能なオプションの説明については、DSL 設定の表を参照してください)。
    1. [モード (Mode)] ドロップダウン メニューで、[VDSL 2] または [ADSL2/2+] の 2 つのオプションのいずれかを選択します。[モード (Mode)] オプションとして [ADSL2/2+] を選択する場合は、次のように構成します。
      1. [PVC] ドロップダウン メニューから PVC 番号を選択します(0 から 7)。
      2. VPI 番号を入力するか、上下の矢印を使用して、[VPI] テキスト ボックスの数字を選択します。
      3. VCI 番号を入力するか、上下の矢印を使用して、[VCI] テキスト ボックスの数字を選択します。
      4. PVC VLAN 番号を入力するか、上下の矢印を使用して、[PVC VLAN] テキスト ボックスの数字を選択します。
      5. [PVC VLAN] テキスト ボックスの横にある矢印をクリックして、VLAN TX、VLAN RX、VLAN TX OP、VLAN RX OP の各設定を表示します。適切なテキスト ボックスに値を入力するか、ドロップダウン メニューから数値を選択します。詳細については、次の表を参照してください。
    2. [プロファイル (Profile)] ドロップダウン メニューからプロファイルを選択します。
  6. DHCP サーバ タイプ。
  7. [SFP1 の更新 (Update SFP1)] ボタンをクリックします。
表 1. DSL 設定の説明の表
オプション 説明
SFP モジュール (SFP Module) デフォルトでは、[標準 (Standard)] が選択されています。帯域幅の高いサービスで SFP ポートを使用するには、このモジュールとして [DSL] を選択します。
DSL 設定 (DSL Settings) SFP モジュールを DSL として選択すると、デジタル加入者線 (DSL) 設定を構成するオプションが使用可能になります。
DSL モード:VDSL2 (DSL Mode: VDSL2) このオプションはデフォルトで選択されています。超高速データ デジタル加入者線 (VDSL) テクノロジーにより、データ転送が高速になります。VDSL 回線は、サービス プロバイダのネットワークとカスタマーのサイトを接続して、1 つの接続で高帯域幅のアプリケーションを提供します。

VDSL2 を選択した場合は、ドロップダウン リストから [プロファイル (Profile)] を選択します。プロファイルは、事前構成された VDSL2 設定のリストです。サポートされているプロファイルは 17a および 30a です。

DSL モード:ADSL2/2+ (DSL Mode: ADSL2/2+) 非対称デジタル加入者回線 (ADSL) テクノロジーは、xDSL ファミリの一部であり、高帯域データを転送するために使用されます。ADSL2 により、ADSL モデムのデータ速度、到達パフォーマンス、診断、スタンバイ モード、相互運用性が向上します。ADSL2+ では、使用可能なダウンストリーム データの帯域幅が 2 倍になります。

ADSL2/2+ を選択した場合は、次の設定を構成します。

  • [PVC]:恒久仮想回線 (PVC) は、フレーム リレー ネットワークなどのネットワーク内の Software-Defined 論理接続です。ドロップダウン リストから PVC 数値を選択します。範囲は 0 ~ 7 です。
  • [VPI]:仮想パス識別子 (VPI) は、情報のパケットをルーティングするためのパスを識別するために使用されます。VPI 数値を 0 ~ 255 の範囲で入力します。
  • [VCI]:仮想チャネル識別子 (VCI) は、情報のパケットが送信される固定チャネルを定義します。VCI 数値を 35 ~ 65,535 の範囲で入力します。
  • [PVC VLAN]:ATM モジュールで、PVC 経由で実行する VLAN を設定します。VLAN ID を 1 ~ 4,094 の範囲で入力します。
    注: 4.3 リリースでは、以下に説明するように PVC VLAN に 4 つの新しいパラメータが導入されています。[PVC VLAN] テキスト ボックスの横にある矢印をクリックして、次の設定を表示します。
    • VLAN TX:アップストリームの VLAN タギング ID。サポートされる値は 1 ~ 4094 です。
    • VLAN RX:ダウンストリームの VLAN タギング ID。サポートされる値は 1 ~ 4094 です。
    • VLAN TX OP:アップストリームの PVC VLAN に対して実行する操作。サポートされる値は 0 ~ 2 です。
    • VLAN RX OP:ダウンストリームの PVC VLAN に対して実行する操作。サポートされる値は 0 ~ 2 です。

DSL 設定のトラブルシューティング

[DSL 状態の診断テスト]:DSL 診断テストは 610 デバイスでのみ使用できます。4.3 リリースでは、620、640、および 680 デバイスのテストも実行できます。このテストを実行すると、次の図に示すように、モード(標準または DSL)、プロファイル、xDSL モードなどを含むDSL のステータスが表示されます。