オペレータは、Gateway の移行に関する通知 E メールをスーパー ユーザー権限を持つ管理者に送信します。オペレータから受信した通知メールに基づいて、移行を計画します。停止された Gateway は、新しい Orchestrator UI のみを使用して移行できます。
サービスの中断を回避するには、通知 E メールに記載されている移行期限内に新しい Gateway に移行してください。
停止された Gateway から新しい Gateway に移行するには、次の手順を実行します。
前提条件
Edge と NSD を停止された Gateway から新しい Gateway に移行する前に、移行中にトラフィックが中断する可能性があるため、メンテナンス期間をスケジュール設定してください。
手順
- エンタープライズ ポータルで、ウィンドウの上部にある [新しい Orchestrator UI を開く (Open New Orchestrator UI)] オプションをクリックします。
- ポップアップ ウィンドウで [新しい Orchestrator UI を起動 (Launch New Orchestrator UI)] をクリックします。ユーザー インターフェイスが新しいタブで開きます。
- [設定 (Settings)] > [Gateway の移行 (Gateway Migration)] の順に移動します。停止された Gateway のリストが表示されます。
- 新しい Gateway に移行する停止された Gateway の [開始 (Start)] をクリックします。
- 停止された Gateway を介して設定されているすべての NSD に対して必要な設定を行います。
- [IKE IPsec の表示 (View IKE IPsec)] リンクをクリックして、NSD のサンプル設定を表示します。テンプレートをコピーし、展開に合わせてカスタマイズします。
- 停止された Gateway 用に設定された各 NSD に新しい Gateway の IP アドレスを追加します。
たとえば、NSD for AWS を設定した場合は、AWS インスタンスの NSD 設定に新しい Gateway の IP アドレスを追加する必要があります。
- すべての NSD の設定を変更した後、[リストされた NSD サイトが設定されました (The listed NSD site(s) have been configured)] チェックボックスをオンにして、[次へ (Next)] をクリックします。
注: [NSD サイトの設定 (Configure NSD Site(s))] オプションは、自動的に設定された NSD、および NSD に接続されていないデータ プレーン ロールを持つ Gateway では使用できません。
- 各 NSD を選択し、[Gateway の切り替え (Switch Gateway)] をクリックして、トラフィックを停止された Gateway から新しい Gateway に切り替えます。
- [Gateway の切り替え (Switch Gateway)] ポップアップ ウィンドウで、[NSD サイトが設定されました (The NSD site has been configured)] チェックボックスをオンにして、NSD に対して必要な設定変更を行っていることを確認します。
注: この確認は、自動的に設定された NSD には適用されません。
- [Gateway の切り替え (Switch Gateway)] をクリックします。
トンネルの状態の検証には数分かかることがあります。停止された Gateway の IP アドレスが新しい Gateway の IP アドレスに置き換えられ、トラフィックが新しい Gateway に切り替わります。NSD トンネルの
[移行状態 (Migration Status)] の変更は実行中です。Gateway の切り替えアクションが失敗する場合は、
Gateway の切り替えアクションが失敗した場合の対処を参照してください。
- [次へ (Next)] をクリックします。
注: [Gateway の切り替え (Switch Gateway)] オプションは、NSD に接続されていないデータ プレーン ロールを持つ Gateway では使用できません。
- Edge が新しい Gateway に再割り当てされるように、すべての Edge または停止された Gateway に接続されている必要な Edge を再調整します。
- [終了 (Finish)] をクリックして、Gateway の移行を完了します。
結果
[Gateway の移行 (Gateway Migration)] ページに移動して、必要に応じて移行手順を確認します。移行された Gateway は、停止された Gateway に割り当てられた移行期限が切れるまで、このページに残ります。移行期限の後、移行イベントの履歴は [監視 (Monitor)] > [イベント (Events)] ページで確認できます。