SD-WAN Edge のルーティング インターフェイス上で、DHCP サーバを設定できます。
DHCP サーバ設定を行うには、次の手順を実行します。
- エンタープライズ ポータルで、 をクリックします。
- Edge の横の [デバイス (Device)] アイコンをクリックするか、Edge へのリンクをクリックしてから [デバイス (Device)] タブをクリックします。
- [デバイス設定 (Device Settings)] セクションまで下にスクロールして、下矢印をクリックして Edge の [インターフェイス設定 (Interface Settings)] を表示します。
- [インターフェイス設定 (Interface Settings)] セクションには、Edge で使用可能な既存のインターフェイスが表示されます。
- DHCP 設定を行うルーティング インターフェイスの [編集 (Edit)] オプションをクリックします。
- [IPv4 設定 (IPv4 Settings)] セクションで、[アドレス指定のタイプ (Addressing Type)] として [スタティック (Static)] を選択し、Edge インターフェイスと Gateway の IP アドレスを入力します。
- [DHCP サーバ (DHCP Server)] セクションで、次のいずれかの DHCP 設定を選択します。
- [有効 (Enabled)]:Edge を DHCP サーバにする DHCP を許可します。次の詳細を設定します。
- [DHCP 先頭 IP アドレス (DHCP Start)]:サブネット内で使用可能な有効な IP アドレスを入力します。
- [アドレスの数 (Num. Addresses)]:DHCP サーバのサブネットで使用可能な IP アドレスの数を入力します。
- [リース時間 (Lease Time)]:ドロップダウン メニューから期間を選択します。VLAN が DHCP サーバによって動的に割り当てられた IP アドレスを使用できる期間です。
- [オプション (Options)]:ドロップダウン メニューから事前定義済みまたはカスタムの DHCP オプションを追加します。DHCP オプションは、DHCP サーバからクライアントに渡されるネットワーク サービスです。カスタム オプションには、コード、データ タイプ、および値を入力します。次の表に、IPv4 と IPv6 の DHCP オプションを示します。
表 1. IPv4 の DHCP オプション オプション コード 説明 時間オフセット (Time offset) 2 協定世界時 (UTC) からクライアントのサブネットのオフセットを秒単位で指定します。 DNS サーバ (DNS server) 6 クライアントで使用可能な DNS (Domain Name System) (RFC 1035) サーバを一覧表示します。サーバは優先順に表示されます。 注:この値は、単一のエントリとして入力する必要があります。プライマリ サーバとセカンダリ サーバの両方が必要な場合は、値をカンマで区切って入力します(例:8.8.8.8,8.8.4.4)。カンマなしで 2 つの個別の値を入力すると、クライアントは 1 つの値のみで設定されます。
ドメイン名 (Domain name) 15 DNS (Domain Name System) を使用してホスト名を解決するときにクライアントが使用する必要があるドメイン名を指定します。 NTP サーバ (NTP servers) 42 クライアントの時刻同期に使用される NTP サーバを優先順に一覧表示します。 TFTP サーバ (TFTP server) 66 クライアントで使用可能な TFTP サーバのアドレスまたは名前を設定します。 起動ファイル名 (Boot file name) 67 クライアントが使用する起動イメージを指定します。 ドメイン検索 (Domain search) 119 このリストで指定されたサフィックスを使用した短縮名に基づいて、DNS 要求の実行に使用される DNS ドメイン検索リストを指定します。 カスタム (custom) - クライアントには特定のカスタム オプションが必要な場合があります。 表 2. IPv6 の DHCP オプション DHCP オプション名 コード 説明 SIP サーバ名 (SIP server names) 21 クライアントが使用できる SIP 送信プロキシ サーバのドメイン名を一覧表示します。 SIP サーバ アドレス (SIP server addresses) 22 クライアントが使用できる SIP 送信プロキシ サーバの IPv6 アドレスを一覧表示します。 DNS 再帰ネーム サーバ (DNS Recursive Name Servers) 23 クライアント リゾルバによって DNS クエリを送信できる DNS 再帰ネーム サーバの IPv6 アドレスを優先順に一覧表示します。 ドメイン リスト (Domain list) 24 DNS を介してホスト名を解決するときに使用される、クライアントのドメイン検索リストを提供します。 NIS サーバ リスト (NIS servers list) 27 クライアントで使用可能な IPv6 アドレスを備えた NIS サーバの順序付きリストを提供します。 NIS ドメイン名 (NIS Domain name) 29 クライアントで使用される NIS ドメイン名を指定します。 SNTP サーバ (SNTP server) 31 クライアントで使用可能な IPv6 アドレスを備えた SNTP サーバの順序付きリストを提供します。 情報更新時間 (Information refresh time) 32 DHCPv6 サーバから受信した情報を更新するまでにクライアントが待機する現在の時刻からの秒数の上限を指定します(特にステートレス DHCPv6 シナリオの場合)。 クライアントの FQDN (Client FQDN) 39 クライアントまたは DHCP サーバが、割り当てられた IPv6 アドレスとこのオプションで指定された FQDN に対応する AAAA レコードを使用して DNS を更新する必要があるかどうかを示します。DHCP サーバは常に PTR レコードを更新します。 カスタム (custom) - クライアントには特定のカスタム オプションが必要な場合があります。
- [リレー (Relay)]:リモートの場所にインストールされた DHCP リレー エージェントを使用する DHCP を許可します。このオプションを選択した場合は、次の設定を行います。
- [リレー エージェントの IP アドレス (Relay Agent IP(s))]:リレー エージェントの IP アドレスを指定します。さらに IP アドレスを追加するには、プラス ([+]) アイコンをクリックします。
- [無効 (Not Enabled)]:DHCP を無効にします。
- [有効 (Enabled)]:Edge を DHCP サーバにする DHCP を許可します。次の詳細を設定します。
[インターフェイス設定 (Interface Settings)] 画面のその他のオプションの詳細については、インターフェイスの設定を参照してください。
注: 詳細については、
トンネルのオーバーヘッドと MTUも参照してください。