Edge レベルで、新しい VLAN を追加したり、関連付けられているプロファイルから継承された既存の VLAN 設定を更新したりできます。Edge レベルで新しい VLAN を設定する際に、SASE Orchestrator では、固定 IP アドレス、LAN インターフェイス、Wi-Fi インターフェイスのサービス セット識別子 (SSID) など、追加の Edge 固有の VLAN を設定できます。
- エンタープライズ ポータルの [SD-WAN] サービスで、 の順にクリックします。
- Edge へのリンクをクリックするか、Edge の [デバイス (Device)] 列にある [表示 (View)] リンクをクリックします。
- [デバイス (Device)] タブの [接続 (Connectivity)] で、[VLAN] セクションを展開します。
VLAN を追加または編集したり、セカンダリ IP アドレスを追加したりできます。選択した VLAN を削除することもできます。
- [IPv4] または [IPv6] ボタンをクリックして、それぞれの VLAN のリストを表示します。
- VLAN を追加するには、[+VLAN の追加 (+Add VLAN)] をクリックします。
- 次の表から [VLAN の追加 (Add VLAN)] 設定を行います。
オプション 説明 セグメント (Segment) ドロップダウン メニューからセグメントを選択します。これにより、選択したセグメントに VLAN が割り当てられます。 VLAN 名 (VLAN Name) VLAN の一意の名前を入力します。 VLAN ID (VLAN Id) VLAN ID を入力します。 重複するサブネットの割り当て (Assign Overlapping Subnets) LAN の IP アドレス指定は、Edge の割り当てられたプロファイルから管理できます。このチェックボックスをオンにすると、[Edge の LAN IP アドレス (Edge LAN IP Address)]、[CIDR プレフィックス (Cidr Prefix)]、および [DHCP] の値が関連付けられたプロファイルから継承され、読み取り専用になります。[ネットワーク (Network)] アドレスは、サブネット マスクと CIDR 値に基づいて自動的に設定されます。
注: VLAN の重複するサブネットは、SD-WAN から SD-WAN へのトラフィックおよび SD-WAN からインターネットへのトラフィックでのみサポートされます。SD-WAN から Cloud Web Security へのトラフィックでは、重複するサブネットはサポートされていません。Edge の LAN IP アドレス (Edge LAN IP Address) Edge の LAN IP アドレスを入力します。 CIDR プレフィックス (Cidr Prefix) LAN IP アドレスの CIDR プレフィックスを入力します。 ネットワーク (Network) ネットワークの IP アドレスを入力します。 広報 (Advertise) VLAN をネットワーク内の他のブランチに広報するには、このチェック ボックスをオンにします。 ICMP エコー応答 (ICMP Echo Response) VLAN が ICMP のエコー メッセージに応答できるようにするには、このチェック ボックスをオンにします。 VNF 挿入 (VNF Insertion) VLAN に VNF を挿入するには、このチェック ボックスをオンにします。これにより、VLAN から VNF にトラフィックがリダイレクトされます。VNF 挿入を有効にするには、選択したセグメントがサービス VLAN にマッピングされていることを確認します。 マルチキャスト (Multicast) このオプションは、Edge にマルチキャストを設定している場合にのみ有効になります。VLAN の次のマルチキャストを設定できます。 - IGMP
- PIM
[詳細なマルチキャスト設定の切り替え (toggle advanced multicast settings)] をクリックして、タイマーを設定します。- PIM Hello タイマー (PIM Hello Timer)
- IGMP ホストのクエリ間隔 (IGMP Host Query Interval)
- IGMP クエリ応答の最大値 (IGMP Max Query Response Value)
固定 IP アドレス (Fixed IPs) VLAN の特定の MAC アドレスに関連付けられた IP アドレスを入力します。 LAN インターフェイス (LAN Interfaces) VLAN LAN インターフェイスを設定します。 SSID VLAN Wi-Fi SSID を設定します。 DHCP タイプ (DHCP Type) 次のいずれかの DHCP 設定を選択してください。 [有効 (Enabled)]:Edge を DHCP サーバにして DHCP を有効にします。次の詳細を設定します。- [DHCP 先頭 IP アドレス (DHCP Start)]:サブネット内で使用可能な有効な IP アドレスを入力します。
- [アドレスの数 (Num. Addresses)]:DHCP サーバのサブネットで使用可能な IP アドレスの数を入力します。
- [リース時間 (Lease Time)]:ドロップダウン リストから期間を選択します。VLAN が DHCP サーバによって動的に割り当てられた IP アドレスを使用できる期間です。
- [オプション (Options)]:ドロップダウン リストから事前定義済みまたはカスタムの DHCP オプションを追加します。DHCP オプションは、DHCP サーバからクライアントに渡されるネットワーク サービスです。カスタム オプションには、コード、データ タイプ、および値を入力します。
[リレー (Relay)]:リモートの場所にインストールされた DHCP リレー エージェントを使用して DHCP を有効にします。このオプションを選択した場合は、次の設定を行います。- [セカンダリ IP アドレスからの送信元 (Source from Secondary IP(s))]:このチェックボックスをオンにすると、クライアントからの DHCP DISCOVER/要求パケットは、VLAN に設定されたプライマリ IP アドレスとすべてのセカンダリ IP アドレスから提供された DHCP リレー サーバにリレーされます。送信元と宛先の書き換え後、DHCP リレー サーバからの応答がクライアントに返されます。DHCP サーバは、プライマリとセカンダリの両方の IP アドレスから要求を受信します。DHCP クライアントは、プライマリ サブネットとセカンダリ サブネットから複数のサービスを取得できます。
このオプションが選択されていない場合、クライアントからの DHCP 検出/要求パケットは、プライマリ IP アドレスからのみ提供される DHCP リレー サーバにリレーされます。
- [リレー エージェントの IP アドレス (Relay Agent IP(s))]:リレー エージェントの IP アドレスを指定します。さらに IP アドレスを追加するには、プラス ([+]) アイコンをクリックします。
[無効 (Not Enabled)]:DHCP を無効にします。
OSPF このオプションは、Edge に OSPF を設定している場合にのみ有効になります。チェック ボックスをオンにして、ドロップダウン リストから OSPF を選択します。 注: OSPFv2 設定は IPv4 のみをサポートします。OSPFv3 設定は IPv6 のみをサポートします。これは、5.2 リリースでのみ使用可能です。OSPF 設定および OSPFv3 の詳細については、Edge の OSPF の有効化を参照してください。
- 必要なパラメータを設定した後、[VLAN の追加 (Add VLAN)] ボタンをクリックします。
VLAN の編集
- プロファイルから継承された既存の VLAN 設定を編集するには、VLAN に対応する [編集 (Edit)] リンクをクリックします。
- [上書き (Override)] チェック ボックスをクリックして、プロファイルから継承された VLAN 設定を上書きします。
注: プロファイルの VLAN 名と ID を上書きすることはできません。
- 必要なパラメータを変更した後、[完了 (Done)] VLAN をクリックします。
プロファイル レベルで VLAN を設定する方法については、プロファイルの VLAN の設定を参照してください。
セカンダリ IP アドレス
VLAN はプライマリ IP アドレスで設定されます。VLAN にセカンダリ IP アドレスを追加して、ネットワーク セグメントのホスト アドレスの数を増やすことができます。VLAN にセカンダリ IP アドレスを追加するには、[セカンダリ IP アドレスの追加 (Add Secondary IP)] をクリックします。
上の図に示すように、セカンダリ IP アドレスを設定する行が表示されます。次の表から [セカンダリ IP アドレス VLAN (Secondary IP VLAN)] 設定を行います。
オプション | 説明 |
---|---|
アドレス指定のタイプ (Addressing Type) | デフォルトでは、アドレス指定のタイプは [静的 (Static)] で、タイプを変更することはできません。 |
IP アドレス (IP Address) | 選択した VLAN のセカンダリ IP アドレスを入力します。 |
CIDR プレフィックス (Cidr Prefix) | IP アドレスの CIDR プレフィックスを入力します。 |
ネットワーク (Network) | セカンダリ IP アドレスと CIDR プレフィックスから自動的に生成されるネットワークの IP アドレスが表示されます。 |
広報 (Advertise) | VLAN のセカンダリ IP アドレス ネットワークをネットワーク内の他のブランチに広報するには、このチェックボックスをオンにします。 |
ICMP エコー応答 (ICMP Echo Response) | セカンダリ IP アドレスを持つ VLAN が ICMP のエコー メッセージに応答できるようにするには、このチェックボックスをオンにします。 |
完了したら、[完了 (Done)] をクリックします。[デバイス (Device)] 設定の画面で [変更の保存 (Save Changes)] をクリックして、設定を保存します。