バージョン 5.4.0 の新機能

機能 説明
仮想 Edge の Azure 高速ネットワークのサポート 5.4 リリースでは、仮想 Edge で Azure 高速ネットワークのサポートを利用できます。仮想 Edge の高速ネットワークの有効化/無効化方法、検証方法、サポートおよびホスト サービスの詳細については、「仮想 Edge の Azure 高速ネットワークのサポート」を参照してください。
Bastion Orchestrator の操作性とサポート性の強化
5.4.0 リリースでは、Bastion Orchestrator に次の新機能が導入されました。
  • Bastion Orchestrator を介して本番環境の Orchestrator からステージングされた Edge のイベントを表示する機能。
  • ステージングされた Edge の Bastion Orchestrator を介して本番環境の Orchestrator から診断バンドルを要求する機能。
  • 何らかの理由で Edge の昇格に失敗した場合、Edge は最後に既知の良好な設定に戻ります。つまり、Bastion に再接続されます。
  • SD-WAN Edge を Bastion Orchestrator にステージングしているときに、Edge のアップグレード(ソフトウェアとファームウェアのアップグレード)関連情報を設定して Bastion Orchestrator に送信する機能。これにより、Edge が Bastion Orchestrator に対してアクティベーションされた直後に Edge をアップグレードできます。詳細については、https://docs.vmware.com/jp/VMware-SD-WAN/index.htmlで公開されている、『VMware SD-WAN Bastion Orchestrator 設定ガイド』の「Bastion Orchestrator への SD-WAN Edge のステージング」を参照してください。
Orchestrator での「製品内ヘルプ サポート パネル」の位置の変更 [サポート (Support)] パネル(SD-WAN の画面のサイド タブにありました)が、グローバル ナビゲーションのヘルプ パネル アイコンに統合されました。画面の右上にある[質問マーク] アイコンをクリックして、[サポート (Support)] パネルにアクセスすることができます。詳細については、エンタプライズ ユーザーの SSO を使用した VMware SASE Orchestrator へのログインを参照してください。
DHCPv6 プレフィックス委任 プレフィックス委任タグは、LAN インターフェイスと WAN インターフェイスを接続するように定義されます。これらのタグは、Edge またはプロファイルの ネットワーク サービス または デバイス設定 (Device settings) ページで設定できます。詳細については、次のトピックを参照してください。
ユーザー情報パネルの強化 [ユーザー情報 (User Information)] パネルには、バージョン番号、ビルド番号、法的情報および使用条件情報、Cookie の使用状況、VMware 商標などの追加情報が含まれるようになりました。ユーザーは、画面の右上にある [ユーザー (User)] アイコンをクリックしてユーザー情報にアクセスできます。詳細については、ユーザー アカウントの詳細設定を参照してください。
ファイアウォールの設定と操作性の強化 リリース 5.4.0 には、ファイアウォールの設定と操作性に関する次の機能強化が含まれています。
  • ファイアウォール ルール テーブルからオブジェクト グループの詳細を表示する可視性を提供します。
  • ルール名、IP アドレス、ポート/ポート範囲、アドレス グループ名、サービス グループ名でルールを検索できます。
詳細については、オブジェクト グループを使用したファイアウォール ルールの設定を参照してください。
高可用性の機能強化 リリース 5.4.0 には、高可用性トポロジを使用して展開されたサイトの 2 つの機能強化が含まれています。
  • [アラート]:ユーザーは新しいアラート([HA が失敗しました (HA Failed)])を設定できます。このアラートは、スタンバイ Edge が Orchestrator との接続を失った場合にトリガされ、拡張 HA の展開に特に役立ちます。
  • [Wi-Fi 対応 Edge と Wi-Fi 非対応 Edge の互換性]:HA サイトを展開するときに、Wi-Fi 対応 Edge と Wi-Fi 非対応 Edge モデルを混在させることが可能です。

    詳細については、以下を参照してください。

  • 前提条件
  • アラートの設定
ハブまたはクラスタの相互接続 (Hub or Cluster Interconnect) この機能が拡張され、複数のオーバーレイ接続とアンダーレイ接続を使用して、1 つのハブ Edge またはハブ クラスタに接続されているスポーク Edge と、別のハブ Edge またはハブ クラスタに接続されているスポーク Edge 間の通信が向上しました。この機能に追加された Orchestrator イベントを監視することもできます。詳細については、「ハブまたはクラスタの相互接続」を参照してください。
プライベート モバイル ネットワーク VMware Private Mobile Network Orchestrator (PMNO) は、シンプルでスマートでセキュアなエンタープライズ ワイヤレス ソリューションを提供する、完全に管理されたクラウドベースのサービスです。このサービスは、モバイル コア、RAN、およびサブスクライバを監視、管理、および維持できます。詳細については、『VMware Private Mobile Network© ユーザー ガイド』を参照してください。この文書はhttps://docs.vmware.com/jp/で入手できます。
製品名の名称変更 製品名の名称変更に関するログイン UI ページが更新されます。VMware SD-WAN Orchestrator の名前が VMware SASE Orchestrator にグローバルに変更されました。詳細については、エンタプライズ ユーザーの SSO を使用した VMware SASE Orchestrator へのログインを参照してください。
Orchestrator での Suricata シグネチャの表示 エンタープライズ レベルで拡張ファイアウォール サービス (EFS) 機能を有効にすると、Edge が VMware SASE Orchestrator からのトラフィックをフィルタリングするために使用している侵入検知システム (IDS) および侵入防止システム (IPS) シグネチャの詳細を表示できます。詳細については、IDS/IPS シグネチャの表示を参照してください。

リリース ノート

5.4.0 のすべての新機能/変更された機能については、「https://docs.vmware.com/jp/VMware-SASE/5.4.0/rn/vmware-sase-540-release-notes/index.html」を参照してください。

以前のバージョンの VMware SD-WAN

以前のバージョンの VMware SD-WAN の製品ドキュメントを入手するには、VMware SD-WAN の担当者にご連絡ください。