VMware Edge Intelligence は、エンタープライズ Edge に焦点を当てたベンダーに依存しない AIOps ソリューションであり、エンドユーザーと IoT(モノのインターネット)クライアントのパフォーマンス、セキュリティ、および自己修復をワイヤレス/有線 LAN、SD-WAN、および Secure Access Service Edge (SASE) により実現します。VMware Edge Intelligence を VMware と統合することで、SD-WAN からブランチ、キャンパス、自宅まで可視性を拡張できます。この統合により、VMware Edge Intelligence は、ワイヤレス コントローラ、LAN スイッチ、ネットワーク サービス、VMware SD-WAN Edge、VMware SD-WAN Hub、VMware SD-WAN Gateway、アプリケーションのパフォーマンス メトリックなど、アプリケーション フローごとに異なる視点からデータを収集することができます。このソリューションはアプリケーションごとのクライアント エクスペリエンスについての詳細な可視化を可能にし、プロアクティブな修正のための実用的な洞察を提供します。既存の SD-WAN のカスタマーは、ソフトウェアのアップグレードとライセンスの追加により、VMware Edge Intelligence を利用できます。
分析機能は、データをインラインで収集するために SD-WAN Edge にネイティブに組み込まれています。統合ソリューションは、Virtual Edge インスタンスを含む SD-WAN Edge のすべてのモデルで利用できます。このソリューションは完全に自動化されたプロビジョニングを利用し、Edge を VMware SASE Orchestrator を使用してオンラインにします。Edge がプロビジョニングされると、分析機能によってデータが収集され、すべてのトラフィックの詳細なパケット インスペクションが実行され、ネットワーク アプリケーションが識別され、トラフィックがユーザー情報と関連付けられます。その後、メタデータの傾向と分析はクラウド分析エンジンに直接送信されます。
VMware Edge Intelligence のメリット
- 優れたクライアント環境:「IT」への依存を排除したクライアント環境で分散型のセキュアなエンタープライズのデプロイを管理します。クライアントのワイヤレスまたは有線の状態を詳細に可視化し、ネットワーク スタック全体でエンドユーザーと IoT デバイスの問題をプロアクティブに管理します。
- プロアクティブな修正:WLAN、LAN、WAN、ネットワーク サービス、セキュリティ サービス、およびアプリケーションによって発生する問題に対処するための障害検出、分離、および修復。分散した作業者と分散したクラウド アプリケーション間でのさまざまな視点で測定された各アプリケーションのパフォーマンスにより、分離された障害を修正します。
- アプリケーションの保証:客観的な実用的データを使用して障害を分離し、パフォーマンスが最も低いクライアントおよび影響を受けるクライアントの数を特定し、影響を受けるサイトの数などのシステム上の問題を検出することで、3,000 を超えるアプリケーションのパフォーマンスを保証します。
- 操作の簡素化:自動検出、ベースライン化、および監視によりエンドユーザーおよび IoT デバイスの急増に対処するスケーラブルなソリューション。自動デバイス検出、インベントリ、ベースライン化、および監視によって定量化された使用状況、リスク、およびパフォーマンスにより、IoT デバイスの運用を保証します。パフォーマンス ベースラインの比較からの定量化可能なデータにより、行われた変更の影響を検証します。現在および将来の変更をリアクティブ モードからプロアクティブ モードに移行するメリットを予測し、その ROI を正当化します。
Edge Intelligence の仕組みについては、『VMware Edge Intelligence ユーザー ガイド』を参照してください。この文書は https://docs.vmware.com/jp/VMware-Edge-Intelligence/index.html で入手できます。