仮想マシンの IP 設定は、保護サイトとリカバリ サイトでカスタマイズできます。仮想マシンの IP プロパティをカスタマイズすると、リカバリされた仮想マシンがターゲット サイトで起動するとき、既定の IP 設定がオーバーライドされます。

仮想マシンの IP プロパティをカスタマイズしない場合、Site Recovery Manager は、保護サイトからリカバリ サイトへのリカバリまたはそのテストを実行する際に、リカバリ サイトの IP 設定を使用します。Site Recovery Manager は、元のリカバリ サイトから元の保護サイトへのリカバリまたはそのテストを実行する際に、再保護後の保護サイトの IP 設定を使用します。

Site Recovery Manager は、さまざまなタイプの IP カスタマイズをサポートします。

  • IPv4 および IPv6 アドレスの使用。
  • サイトごとに異なる IP カスタマイズの構成。
  • DHCP、固定 IPv4、または固定 IPv6 アドレスの使用。
  • Windows 仮想マシンと Linux 仮想マシンのアドレスのカスタマイズ。
  • 仮想マシンごとに複数の NIC のカスタマイズ。
    注: 1 つの NIC に構成するのは 1 つの IP アドレスのみです。

Site Recovery Manager が IP カスタマイズをサポートしているゲスト OS のリストについては、https://docs.vmware.com/jp/Site-Recovery-Manager/8.2/rn/srm-compat-matrix-8-2.htmlに掲載されている「Site Recovery Manager 8.2 互換性マトリックス」を参照してください。

カスタマイズ設定は、保護された仮想マシンに関連付けます。そのため、同じ保護仮想マシンが複数のリカバリ プランに含まれている場合、すべてのリカバリ プランで 1 つのカスタマイズ設定のコピーが使用されます。IP のカスタマイズは、仮想マシンのリカバリ プロパティを構成するプロセスの一部として構成します。

リカバリ サイトで NIC をカスタマイズしない場合には、NIC は引き続き保護サイトの IP 設定を使用し、サイトが逆の場合も同様です。Site Recovery Manager はリカバリ中に仮想マシンに IP カスタマイズを適用しません。

IP のカスタマイズは、個々の仮想マシンか複数の仮想マシンに適用できます。

仮想マシンで IP カスタマイズを構成する場合、Site Recovery Manager はこれらの仮想マシンにリカバリ手順を追加します。

ゲスト OS の起動
ゲストの起動プロセスは、IP カスタマイズを構成するすべての仮想マシンで並列して実行されます。
IP のカスタマイズ
Site Recovery Manager は、IP カスタマイズを仮想マシンにプッシュします。
ゲスト OS のシャットダウン
Site Recovery Manager は、変更を反映し、仮想マシンの再起動時にゲスト OS のサービスによってその変更が適用されるように、仮想マシンをシャットダウンしてから再起動します。

IP のカスタマイズ プロセスが終了した後、仮想マシンは、優先グループ、およびユーザーが設定した依存関係にしたがってオンになります。

注: 仮想マシンの IP のプロパティをカスタマイズするには、仮想マシンに VMware Tools または VMware OSP (Operating System Specific Packages) をインストールする必要があります。 http://www.vmware.com/download/packages.htmlを参照してください。