Site Recovery Manager は、カスタム リカバリ手順のコマンドで使用できる環境変数を使用可能にします。

デフォルトの構成では、リカバリした仮想マシンでのコマンド手順は、VMware Tools サービス アカウントの ID を使用して実行されます。recovery.autoDeployGuestAlias 設定と互換性のある仮想マシンのデフォルトの構成は変更できます。recovery.autoDeployGuestAlias 設定については、リカバリ設定の変更を参照してください。

Site Recovery Manager は、コマンド手順を実行している間だけ環境変数を設定します。コマンドが完了すると、特定の環境変数はリカバリした仮想マシンのゲスト OS には存在しません。

表 1. すべてのコマンド手順で使用可能な環境変数
名前
VMware_RecoveryName 実行中のリカバリ プランの名前。 プラン A
VMware_RecoveryMode リカバリ モード。 テストまたはリカバリ
VMware_VC_Host リカバリ サイトでの vCenter Server のホスト名。 vc_hostname.example.com
VMware_VC_Port vCenter Server への接続に使用するネットワーク ポート。 443

Site Recovery Manager は、リカバリされた仮想マシンで実行される仮想マシンごとのコマンド手順で追加の環境変数を利用できるようにします。

表 2. 仮想マシンごとのコマンド手順で使用可能な環境変数
名前
VMware_VM_Uuid この仮想マシンを一意に識別するために vCenter により使用される UUID。 4212145a-eeae-a02c-e525-ebba70b0d4f3
VMware_VM_Name この仮想マシンの名前。保護サイトで設定されます。 新規仮想マシン
VMware_VM_Ref 仮想マシンの管理対象オブジェクト ID。 vm-1199
VMware_VM_Guest名前 VIM API により定義されたゲスト OS の名前。 otherGuest
VMware_VM_GuestIp 仮想マシンの IP アドレス(判明している場合)。 192.168.0.103
VMware_VM_Path 仮想マシンの VMX ファイルへのパス。 [datastore-123] jquser-vm2/jquser-vm2.vmx
表 3. リカバリした仮想マシンで実行される仮想マシンごとのコマンド手順で使用可能な環境変数
名前 値および説明
VMware_GuestOp_OutputFile

値はコマンド出力ファイルへのパスです。

コマンドによりファイルが作成されると、Site Recovery Manager はファイルのコンテンツをダウンロードし、結果としてそれをリカバリ プランの履歴およびサーバ ログに追加します。

Site Recovery Manager は、コマンド出力ファイルの最後の 4 KB 分をリカバリ プランの履歴およびサーバ ログに追加します。スクリプトにより 4 KB を超える出力が生成された場合は、出力はカスタムの場所に記録する必要があります。

コマンドが終了すると、Site Recovery Manager はコマンド出力ファイルを削除します。

C:\Windows\TEMP\vmware0\srmStdOut.log

リカバリした仮想マシンで実行するコマンドのコンテンツ

Windows のゲスト OS の場合、次のコンテンツを含む myGuestScript.bat ファイルを作成できます。

@echo off
echo %DATE% %TIME% : VM %VMware_VM_Name% recovered by RP %VMware_RecoveryName% ran in %VMware_RecoveryMode% mode
echo %DATE% %TIME% : Configured with the following FQDN: %VMware_VM_GuestName% and IP: %VMware_VM_GuestIp%
:: some more custom actions
myGuestScript.bat ファイルを実行するには、次のコマンドを使用します。
C:\Windows\System32\cmd.exe /c C:\myScripts\myGuestScript.bat > %VMware_GuestOp_OutputFile% 2>&1

Linux または Unix のゲスト OS の場合、次のコンテンツを含む myGuestScript.sh ファイルを作成できます。

echo $(date) : VM $VMWare_VM_Name recovered by $VMWare_RecoveryName ran
echo $(date) : Configured with the following FQDN: $VMWare_VM_GuestName and IP: $VMWare_VM_GuestIp
# some more custom actions
myGuestScript.sh ファイルを実行するには、次のコマンドを使用します。
/bin/bash myGuestScript.sh &>$VMWare_GuestOp_OutputFile