リカバリ プランのテストによって、保護サイトまたはリカバリ サイトのいずれにも持続的な影響が及ぶことはありませんが、リカバリ プランを実行すると両方のサイトに重大な影響が及びます。

リカバリ プランのテストおよび実行を行う場合は、異なる権限が必要です。

表 1. リカバリ プランのテストとリカバリ プランの実行の違い
異なる領域 リカバリ プランのテスト リカバリ プランの実行
必要な権限 Site Recovery Manager.リカバリ プラン.テスト 権限が必要。 Site Recovery Manager.リカバリ プラン.リカバリ 権限が必要。
保護サイトでの仮想マシンへの影響 なし Site Recovery Manager は仮想マシンを優先順位の低い順にシャットダウンして、保護サイトでサスペンドされている仮想マシンをリストアします。
リカバリ サイトでの仮想マシンへの影響 Site Recovery Manager は、リカバリ プランで必要とされる場合は、ローカル仮想マシンをサスペンドします。Site Recovery Manager は、テストのクリーンアップ後、サスペンドされた仮想マシンを再起動します。 Site Recovery Manager は、リカバリ プランで必要とされる場合は、ローカル仮想マシンをサスペンドします。
レプリケーションへの影響 Site Recovery Manager は、リカバリ サイトでレプリケートされた仮想マシンの一時的なスナップショットを作成します。 計画移行中に、Site Recovery Manager はレプリケートされた仮想マシンを同期し、レプリケーションを停止して、リカバリ サイトのストレージを書き込み可能にします。ディザスタ リカバリ中、Site Recovery Managerによっては同じ手順が試行されますが、失敗した場合、Site Recovery Manager保護サイトのエラーは無視されます。
ネットワーク テスト ネットワークを明示的に割り当てる場合、Site Recovery Manager は、リカバリした仮想マシンをテスト ネットワークに接続します。仮想マシンのネットワーク割り当てが [分離されたネットワーク (自動作成)]で、サイトレベルでマッピングされていない場合、Site Recovery Manager は仮想マシンを物理ネットワークに接続されていない一時的なネットワークに割り当てます。 Site Recovery Manager は、リカバリした仮想マシンをユーザー指定のデータセンター ネットワークに接続します。
リカバリ プランの中断 テストはいつでもキャンセルできます。 リカバリはいつでもキャンセルできます。