VMware Site Recovery インスタンスは、一定数の保護された仮想マシン、保護グループ、リカバリ プラン、および同時リカバリをサポートします。 VMware Site Recovery HTML 5 クライアントにアクセスするには、VPN 接続を使用する必要があります。

VMware Site Recovery の保護およびリカバリの上限

表 1. VMware Site Recovery の保護およびリカバリの上限
アイテム 最大値
VMware Cloud™ on AWS 上の NSX-T ベースの SDDC あたりの保護仮想マシンの合計数 4000
注: VMware Site Recovery を初めてアクティベーションする際に、1 台の vSphere Replication アプライアンスとともにサービスがデプロイされます。 VMware Cloud™ on AWS SDDC の 受信レプリケーションが 400 個に達すると、2 台目の vSphere Replication アプライアンスが自動的にプロビジョニングされます。3 台目の vSphere Replication アプライアンスは、受信レプリケーションが 800 個に達するとプロビジョニングされます。4 台目のアプライアンスは、受信レプリケーションが 1200 個に達するとプロビジョニングされ、5 台目のアプライアンスはレプリケーションが 1600 を超えるとプロビジョニングされます。6 台目以降も同様です。仮想マシン 4000 台の規模にするには、複数の vSphere Replication ノード間のレプリケーションを手動で調整する必要があります。追加の vSphere Replication サーバをオンプレミス環境に手動で追加する必要があります。 追加の vSphere Replication サーバのデプロイを参照してください。仮想マシン 4000 台の規模にするには、vSphere 8.0、 vSphere Replication 8.6 以降、および VMware Cloud on AWS SDDC バージョン 1.20 以降が必要です。 vSphere Replication 8.4 以降は組み込みデータベースのみを使用し、最大 4000 のレプリケーションをサポートできるようにするために追加の構成が必要になります。 https://kb.vmware.com/s/article/2102463を参照してください。
vSphere Replication アプライアンスあたりの保護対象の仮想マシンの最大数(組み込みの vSphere Replication サーバを使用) 400
vSphere Replication サーバあたりの保護対象の仮想マシンの最大数。 400
保護グループあたりの仮想マシンの合計数 1000
リカバリ プランの合計数 250
リカバリ プランごとの保護グループの合計数 250
vSAN Express ストレージ上の vSphere Replication アプライアンスあたりの保護対象仮想マシンの最大数。 1000

双方向保護

サイト B がサイト A のリカバリ サイトとして機能し、同時にサイト A がサイト B のリカバリ サイトとして機能する双方向保護を確立する場合、制限はサイトごとではなく、両方のサイトにわたって適用されます。双方向保護環境では、各サイトで異なる数の仮想マシンを保護することができますが、両方のサイトで保護される仮想マシンの合計数が制限を超えることはできません。

たとえば、vSphere Replication を使用してサイト A からサイト B に対して 2600 台の仮想マシンを保護する場合、vSphere Replication を使用してサイト B からサイト A に対して最大 1400 台の仮想マシンを保護できます。双方向保護のために vSphere Replication を使用している場合は、両方のサイトにわたって最大 4000 台の仮想マシンを保護できます。

VMware Site Recovery の IP アドレスのカスタマイズの上限

リカバリされた仮想マシンの IP カスタマイズを実装する場合は、DHCP、固定 IPv4 アドレス、または固定 IPv6 アドレスを使用して NIC ごとに最大 1 つの IP アドレスを構成できます。固定 IPv4 または IPv6 アドレスの場合、NIC ごとに次の情報を提供します。
  • 1 つの IP アドレス
  • サブネット情報
  • 1 つのゲートウェイ サーバ アドレス
  • 2 台の DNS サーバ(プライマリおよびセカンダリ)

また、Windows 仮想マシンの場合のみ、DHCP または IPv4 に対して 2 つの WINS アドレスを設定します。

15 分未満の目標復旧ポイント

15 分未満の目標復旧ポイント (RPO) の詳細については、『vSphere Replication の管理』ガイドの「目標復旧ポイント」を参照してください。

拡張レプリケーションによる VMware Site Recovery の保護とリカバリの上限

重要: 拡張レプリケーション機能は、レプリケーションのターゲットが Site Recovery Manager 8.7 および vSphere Replication 8.7 を使用する VMware Cloud on AWS SDDC バージョン 1.22 上のサイトでサポートされます。拡張レプリケーション機能は、オンプレミスのターゲット サイトへのレプリケーションではサポートされません。
表 2. 拡張レプリケーションによる VMware Site Recovery の保護とリカバリの上限
アイテム 最大値
VMware Cloud™ on AWS 上の NSX-T ベースの SDDC あたりの保護仮想マシンの合計数 4000
注: 1 分間の RPO、自動スケーリング、ロード バランシングなどの拡張レプリケーション機能を備えた VMware Site Recovery は、追加の ESXi ホストをプロビジョニングしてワークロード要件に対応することで、保護対象の仮想マシンの数を最大で 4,000 台までスケーリングします。ターゲット サイトのホストあたりのレプリケートされる仮想マシンの数は、仮想マシンのディスク サイズ、ディスク数、変更率、および RPO によって異なりますが、これらに限られません。
保護グループあたりの仮想マシンの合計数 1000
リカバリ プランの合計数 250
リカバリ プランごとの保護グループの合計数 250
vSAN Express ストレージ上の vSphere Replication アプライアンスあたりの保護対象仮想マシンの最大数。 1000
RPO 1 分、5 分、30 分、60 分、90 分、120 分

VMware Cloud™ on AWS Outposts での VMware Site Recovery の保護およびリカバリの上限

VMware Cloud™ on AWS Outposts 上で VMware Site Recovery を使用すると、 VMware Cloud on AWS Outpost 上の保護された vCenter Server オンプレミス サイトと、リカバリ vCenter Server サイト間とその逆方向、 VMware Cloud on AWS Outposts SDDC 上の保護 vCenter Server サイトと VMware Cloud on AWS SDDC 上のリカバリ vCenter Server サイト間とその逆方向、および 2 つの VMware Cloud on AWS Outposts SDDC 上の vCenter Server サイト間で、リカバリのプラン、実行が可能です。
表 3. VMware Cloud™ on AWS Outposts での VMware Site Recovery の保護およびリカバリの上限
アイテム 最大値
VMware Cloud™ on AWS 上の SDDC あたりの保護対象の仮想マシンの合計数 4000
vSphere Replication アプライアンスあたりの保護対象の仮想マシンの最大数(組み込みの vSphere Replication サーバを使用) 400
vSphere Replication サーバあたりの保護対象の仮想マシンの最大数。 400
保護グループあたりの仮想マシンの合計数 1000
リカバリ プランの合計数 250
リカバリ プランごとの保護グループの合計数 250
vSAN Express ストレージ上の vSphere Replication アプライアンスあたりの保護対象仮想マシンの最大数。 1000
RPO 5 分、30 分、60 分、90 分、120 分